【今年も子供たちが玉ねぎの収穫を行いました!】

【今年も子供たちが玉ねぎの収穫を行いました!】

 早いもので5月ももう終わりです。昨日の晴れた土曜日、くまさん横浜では小中学生たちが農園で新玉ねぎの収穫を行いました。

 くまさん横浜はビルの3Fにあるデイサービスですが、大家さんが子供達のために農園を用意してくださっています。実はこの玉ねぎも、大家さんが土を作り、苗を植え、水や肥料をやって丹精込めて育てられのを、毎年「収穫」だけくまさんの子供達がやらせていただいています(昨年の様子はこちら)。本当にありがたいことです。

 昨日は午後から2Fの農園(ほんと「空中庭園」のような感じです)に職員と子供達で出かけ、あらかじめ大家さんがご用意くださったエリアのタマネギを獲りに行きました。土の上に出ているネギの部分を根本からエイヤ!と思い切り抜くとズボッと抜けて、まあるいタマネギが土から顔を出します。子供達の目が丸くなり「わー」「えー」と声が上がります。

 玉ねぎを抜くにはコツがあります。ネギの上の方を引っ張ってしまうと、茎だけがブチッと切れてしまい土の下にある球根が出てこないのです。また引っ張る時に横に引っ張っても茎だけちぎれてしまいますから、鉛直方向に引き上げて抜かないといけません。

 この「根元の部分をしっかり持ってまっすぐ上に引き抜く」ことが、手元のおぼつかない子にとってはよい訓練になります。自分の手だけではなかなか難しい子は、先生が手を添えて一緒になって抜き、コツを教えてあげます。でもこうしたことも何本か抜くと分かってきて、面白くて何本も何本も夢中になって抜く子もおり、ビル中に歓声がこだまする楽しい土曜の午後になりました(^_^)。

 抜いた玉ねぎは、大家さんのご好意により頂戴し、ご家庭に持って帰っていただきました。春のおいしい新玉ねぎは、きっとおうちで晩御飯のサラダかカレーになったことでしょう(^_^)。

 くまさんは横浜の郊外とはいえ、団地やマンションに住んでいる子供が多いものですから「土に触れる」機会は日常であまり多くありません。くまさんでは、こうした機会によって子供たちが「季節」「農」「食」といったことに感心を持ってもらえるきっかけになればと思っています。

 くまさんの大家さん、株式会社ツバサの田中社長様は、いつもご夫妻でくまさんの子供たちをとってもかわいがってくださいます。くまさんの上の階にお住まいなので、廊下や階段、駐車場などで顔を合わせることも多いのですが、こうした農園だけでなく、子供達のために庭や手すりの設置など、ビルの設備の点でたくさんのご支援をいただいております。またそれだけでなく、折りに触れておやつの差し入れなどもいただいており、職員一同大変感謝しております。田中社長、本当にいつもありがとうございます。この場を借りて、職員と子供達を代表して御礼申し上げます。

 くまさん横浜は職員だけでなく、ビルの大家さんも一緒になって、地域の子供たちの活動を支えているデイサービスです(^_^)。

 


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