「くまさん横浜」の特徴

14年前に東京・練馬ではじまった、子供たちへのあたたかい療育。

 くまさんのはじまりは2010年。東京・練馬区石神井に開所した、定員10名の小さな事業所からでした(当時はまだ「児童デイサービス」と呼ばれていました)。

「障害児へのあたたかい療育」をモットーに、職員一同が一丸となって取り組んだ結果、今では多くのご家庭に人気で、いつも「キャンセル待ちの行列ができる人気事業所」として有名になりました。職員も和気あいあいとした家庭的な雰囲気で、この業界では珍しく、離職率の低い事業所です。 

 2014年12月には中学生・高校生専門の放課後等デイサービスを、西東京市・保谷に「くまさん保谷教室」として開所し、今でも地域で高い人気を誇る、練馬では有名な事業所です。

 くまさん横浜は、東京都外に初めていわゆる「のれん分け」として、2014年4月に開所した事業所で今年で万10周年隣、港南区では歴史ある放課後等デイサービスです。東京のくまさんのコンセプトを引き継ぎ、横浜市の障がいを持つ子供たちに、明るい療育を実施しています。

★放課後デイサービスくまさん(練馬本部):小学生~中学生
★放課後等デイサービス くまさん保谷教室:中学生~高校生

※東京にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください!(^_^)

 

「重度」「最重度」の児童が90%以上! 「重い」お子さんを歓迎します!

 くまさん横浜では、愛の手帳の「A1=最重度」「A2=重度」のランクに位置する、比較的「重い」とされるお子さんが全利用児童の90%を超えます(2024年1月現在)。大半の子が「指標該当児童」であり、「強度行動障害児」と認定されているお子さんも全体の約1/3ほどいらっしゃいます。

 症例では「自閉症」「ダウン症」「ASD(自閉症スペクトラム症)」「発達遅滞」といった比較的有名な知的障害から、「アンジェルマン症候群」「ソトス症候群」「プラダーウィリー症候群」「カブキ症候群・・・など、類例の少ない珍しい種類の障害のお子さんまで、多くの種類の重い障害をもつ児童-生徒が実際に通っています。

 自傷・他害・パニックを起こすお子さんたちへの療育活動は、軽度の子たちとはまた違った専門性が要求されます。くまさん横浜では「支援介助法」(廣木道心先生)「あんじんメソッド」(栗本啓司先生)「療育整体」(松島眞一先生)・・・といった、療育業界では革新的な技術を持つ先生方を直接お招きして、職員と保護者に対して研修を実施しています。

 「障害が重くて他のデイサービスでは断られた」と言われるお子さんでも、どうぞ安心してお問い合わせください。

 

大半の職員が「強度行動障害支援者養成研修」修了済み。

  

 くまさん横浜では、正職員(常勤職員)の全員が有資格者です。特に、正職員は全員、重度の知的障害者への対応方法を学ぶ「強度行動障害支援者養成研修」を修了済みで、非常勤職員でも半数は習得済です。

また、これは資格ではないですが、自分自身が障害児の保護者であるという職員も数名おり、保護者の立場や気持ちに立って子供の成長や人生を考えられる事業所です。

 くまさん横浜では、保護者の皆様が安心してお子さんをお預けいただけるよう、設備-施設面だけではなく、職員の「質」にもこだわります。そのクオリティの高さは、特別支援学校や他の同業者から頻繁に見学来訪があり、「ぜひくまさん横浜でうちの職員に研修を受けさせたい」という申し込みが来るほどです。

(最)重度の知的障害児に「社会性」を育むことが重要と考えています。

 くまさん横浜は「(最)重度の知的障害児に社会性を育むこと」を大きな課題としている放課後等デイサービスです。

 子どもたちは学校を卒業したあとに「職場」や「居場所」と呼ばれる場所(=社会)に出ていかなければなりません。大人になったら両親の元を巣立ち、他人と関わったり共同して仕事や作業をすることで人は生きていきます。

 また生活面でも、障害者である彼らは生涯に渡って誰かからの「支援」を受けて生きていくことになります。その際に「人と一緒にいられる人」「他者からの支援されやすい人」でいることが、実は生きていく上でとても重要な「生活技術」になる、とくまさんは考えます。

 そのためには小さい頃から人の集団の中で過ごし、他者との関わり方や距離感、他者への配慮と言ったふるまい等を身につける必要があるのです。

 たとえどんなに個別の能力が高かったとしても「人との接し方/関わり方を知らない人」は、健常者であっても人の集団=社会の中でうまくいくことができません。特に重度の自閉症児にとって目に見えない「関係性」の習得はとても苦手な分野ですから、だからこそ小さい頃からの訓練が必要と考えます。

 くまさんの活動は実に多種類にわたります。「創作活動」「運動」「調理」「農作業」「戸外活動」・・・といった毎日の日中活動を通じ、子どもたちはくまさんという小さな社会で試行錯誤しながら「自分」を作り上げていきます。