【焼きそばづくり】

【焼きそばづくり】

 先週、小学部の子どもたちは「調理実習」の週でした。前半では「豚汁づくり」を行い、後半では「焼きそばづくり」を行いました。

 調理実習の際は、ただ食べるだけではなく「キッチンから器具材料を運ぶ」「テーブル拭き」といった準備から、作って食べたあとに「食器洗い」「食器拭き」など一連のプロセスを全部子どもたちに手伝ってもらいます。

 焼きそばの日は、道具を訓練室に揃えたら、まずは「野菜のカット」から始まります。キャベツは手でちぎったり、ニンジンはスライサーで切ったりして別盛りにします。

 次に肉を切り、先に鉄板(ホットプレート)で炒めます。肉が炒まったらそれらの野菜を入れ、最後に麺を入れて炒めながらソースで味付けです。

 できあがった焼きそばは美味しかったようで、みんな次々とおかわりをし、中はなんと3回おかわり(つまり合計4杯)食べた子もいました(笑)。

 くまさん横浜では、小学生も中高生も、だいたい月の半分くらい「調理活動」を行っています。それは「食べること」は一生のことであることと、「自分も参加してお友達と作った料理(おやつ)を、お友達と一緒に食べる」ことにとても意味があると考えているからです。

 日本では昔から「同じ釜の飯を食った仲」という言葉があります。また人と人が親しく交わる時には必ず「晩餐会」「会食」など、一緒に食事をするものです。子どもたちにとって「家庭」「学校」以外の場で、同世代のお友達とこうした体験を繰り返すことが「社会性」を育む最初のプロセスに役立つと考えています。

 さらにこうしたことを繰り返していけば、おうちで「台所仕事」に興味を持つようになります。そうするとお母様の調理を手伝ったり、お皿を片付けたりという「お手伝い」ができるようになっていくようになります。くまさんでの調理活動はそのようなことを見据えた活動です。

 今回もちゃんと最後は食器拭きまでやってもらって、みんなでお皿をきれいにしました。皆さん、ご苦労様でした!(^_^)


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