【バス乗り訓練を行いました】

【バス乗り訓練を行いました】

　くまさん横浜では夏休みの時間が取れる時に小学生たちが「バス乗り訓練」を行っています。

　これは実際にバスに乗って見て、乗り方、降り方を体験したり「公共の場でのマナー」の練習などを目的とした活動です。

　実は、特に障害の重い子どもたちの場合、日常生活の移動はほとんどが学校のバスや自家用車やタクシーなどの「専用車」で、公共交通の利用の経験が少ない子が多く「バスにのるのは初めて」という小学生もいたりします。

　乗る前に行き先を告げてお金を払ったり、降りる前の停留所を過ぎたらボタンを押したり、車内では車が止まってから初めて席を立ったり・・・一口に「バスに乗っていく」と言っても色々なルールがあります。こうしたことも「体験」してみないとわからないため、子どもたちと一緒にバスに乗ります。

　くまさんの前の停留所から5つ先に栄区の「横浜市栄図書館」がありそこがゴールです。この図書館には1Fの「こども図書コーナー」に大きなテーブルが2つあり、子どもたちと団体で一緒に本を読める場所があります。そこでしばらく休憩し涼ませてもらい、またバスに乗ってくまさんまで戻ってきました。

　正直、知的障害ある子達にとって図書館もふだんから馴染みのある場所ではありません。涼しいけど走っちゃいけない場所、大きな声を出してはいけない場所なので少し緊張しましたが、無事に過ごすことができました。

　今年はこうした訓練を合計4日間行いました。暑い中、子どもたちと職員の皆さん、ご苦労様でした！（^_^）

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