【みんなで歩行訓練!】

【みんなで歩行訓練!】

  先週、くまさん横浜では小学生たちが「歩行訓練」の活動を行いました。

 「歩く」ことは最も基本的な日常生活動作の一つです。が、単に「歩道を歩く」だけでも、向こうから自転車が来たり、信号では止まらないといけなかったり、人とぶつからないように上手にすれ違ったり、、、と障害ある子にとっては色々難しい課題がたくさんあり、よい訓練になるのです。

 平日の午後の学校帰りに、お天気の良い日を選んでくまさんの前の「鎌倉街道」をみんなで歩きます。途中に坂道あり、トンネルあり、信号あり、バス停あり・・・という道を選んでルートを決めて行きます。「バス停」を入れるのは、歩道には「バス待ちの人」が立っていることが多いので、そこをぶつからずにご迷惑をかけずに通りすぎないといけないからです。もちろん子どもたちの歩行の際は職員が必ず手つなぎをし、最新の注意を払って安全を確保しながら誘導して一緒に歩きます。

 子どもたちにとっては「爽やかな秋晴れの午後のお散歩」ですから、お出かけ好きな子はウキウキしています。折しもイチョウ並木が金色に美しく色づいており、紅葉もチラホラ見られてみんなの目を楽しませてくれます。暖かな晩秋の午後のお散歩は、なかなか同行している大人にも楽しいものです。

 途中、立ち寄った日野南地域ケアプラザではコスモスのお花をいただいたり、救急車が通ってサイレンにびっくりしたり、色々嬉しいハプニングもあり、みんなで楽しく「歩くこと」を練習しました。

 1回30分ほどの訓練ですが、こうしたことを地道にコツコツ積み重ねることで子どもたちは「マチナカを歩く」ことに次第に上達していきます。そうするとご家庭でのお出かけの幅もぐっと広がってきます。公園遊具で遊ぶのとはまた違った身体訓練として、くまさん横浜ではこうしたことも日中活動で実施しています。


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