【ところてんを作ってみました!】

【ところてんを作ってみました】

 9月に入り朝晩は涼しくなってきたものの、まだまだ日中は暑い日があります。先日、小学生の子供たちと「ところてんつき」の活動を行いました。

 最初に、ところてん突きの胴体に細く切ったところてんを入れ突き出します。

 ところてんは表面が濡れてツルツルしているだけではなく、握ってもこんにゃくのようにぷよぷよしていて「つかみどころ」がありません。「あー、すべった!」「きゃー、落っこちたー!」と毎回大騒ぎになります(笑)。

 なんとか収めたあと、棒でグニュリと押し出して細くします。こちらも「片手で胴体を手で支えつつ、もう一方の手で突き坊を押し込む」という左右の手で違う動作を、しかも力を込めてしなくてはいけません。子どもによってはむずかしく、なかなか良い訓練になります。

 それでも、押し込んだら麺のような細いところてんがプリッと出てくるのは、なんだか楽しい作業です。「もう一回やってみたい人!」とたずねたら「はーい!」と男の子たちの手がサッと上がりました(^_^)。

 出来上がったところてんは「黒蜜」「酢醤油」のどちらかを選んで食べてもらいました。黒蜜の場合は「葛きり」のような甘味のおやつになりますし、酢醤油の場合はトッピングにごまや青のりも選べ、ちょっと「酸っぱいおやつ」でしたが、意外や意外。酢醤油を選ぶ子のほうが大勢いました。

 多くの子が「ところてんを突く」のが初めてでしたが、中には「ところてんを食べる」のも初めての子がいました。美味しく食べておかわりをする子もいましたが、不思議そうに眺めたり、指でつついてみたり、タレをすくって指を舐める子もいたり(笑)、ところてんは残して酢醤油だけ飲み干したり(笑)と「初めてのところてん体験」は子供によってさまざまでした。

  くまさん横浜では「食育」にも力を入れており、月の半分くらい「調理実習」を行っています。「食べること」は一生のこと。障害児であっても、いやそれだからこそ、小さいうちから様々な「いろいろなものを食べる体験」を積んでおくことは大事なことです。くまさんでは日々の活動を通じ、いろいろな意味で子どもたちの将来のQOLを培う活動を行っています。


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