【「みかん狩り」遠足に行きました!】

【「みかん狩り」遠足に行きました!】

 11月の三連休、横浜は快晴のとてもいいお天気でした。その連休初日の土曜日(21日)に、くまさん横浜では子どもたちと「みかん狩り」の遠足に行きました。場所は芋掘りの時と同じ「横浜市民農園(柴ファーム)」です。山の斜面を切り開いて作られた畑は、金沢漁港や柴漁港などの海が眺められる、景色の良い農園です。

 みかん畑では40分間の「取り放題/食べ放題」のほか、ビニール袋1袋分に「詰め放題」のお土産もつきます。到着したらおトイレを済ませ、最初に係の方から説明を聞いて、ハサミと袋を渡されたらスタートです。
 
 実が熟している「取り頃」の木には、農園の方がわざわざ赤いヒモで印をつけてくださっています。広いみかん畑ですので、子供たちが担当の先生と一緒にあっちの木からこっちの木へと、みかんを見ながら良い木を探していきます。そしていい実を見つけたら、ハサミでヘタのところをちょん切ります。

 もいだらその場で皮をむいて食べてみます。。採れたてのみかんは文字通りみずみずしく、口いっぱいに爽やかな酸味と甘みが広がりました。「おいしいー」「え、全然酸っぱくないね!」「あまいー」と、子どもたちからも歓声が上がります。ふだん食べている袋菓子やキャンディーとはまた違う「自然のおいしさ」に、子どもたちにたくさんの笑顏が広がりました。

 この遠足の活動では「ハサミを使う」「みかんの皮を向く」「みかんを袋に入れる」といった指先の活動の他、「お友達と一緒に行動する」「先生の指示に従って行動する」といった社会性の要素を含んだ集団活動の練習にもなります。

 みかん狩りが終わったあとは、芝生の広場にシートを敷いてみんなでお弁当を食べました。ご覧の通りの青空で、海から吹く風も心地よく、美味しいお昼の時間になりました。
 
 その後、農園を出て「海の公園」に行き、そこでおやつを食べ、一日たっぷり遊んでくまさんに帰ってきました。

 障害あるお子さんは、なかなかご家庭での外出もしづらい場合があります。しかし子供にとって「あちこちに出かけて見聞を広める」というのはとても大事なことで、将来、子どもたちが「あ、ここ来たことある」「これは昔やったことがある」という「経験の蓄積」があるかないかは、より生きやすい将来の生活を左右します。くまさん横浜ではそのようなことを考え、時間が取れる土曜日は、できるだけ「お出かけ」や「遠足」の活動を取り入れています。
 
 こうしたたくさんの経験が、子供たちの豊かな情操や感性をはくぐみ、将来いつかきっと役に立つことを願ってやみません。


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