【廣木道心先生の「支援介助法」の研修を開催しました】

【廣木道心先生の「支援介助法」の研修を開催しました!】

 くまさん横浜では先週末に、廣木道心先生(介護福祉士)をお招きして「支援介助法」の研修会を行いました。

 支援介助法(しえんかいじょほう)は、障害者の介助を目的として考案された介助技術です。特に、知的障害児の自傷行為・他害行為、精神障害者のパニック、認知症高齢者の暴力行為、医療現場での院内暴力など「不作為の作為」への対処法としてその実用が注目されています。

「利用者・患者を傷つけず、しかし介助者も傷つかずに対処し安全な状態まで誘導する」というこの方法は、武道の技術をベースとして組み立てられていますが、今、全国の特別支援学校・養護学校などで高い評価を得ており、急速に普及しつつあります。今回はじめて横浜での開催となりました。

 当日は「接触時の間合いの確保」とか「効果的な体の使い方」「効果に差が出る意識の使い方」などの具体的な方法を、創始者の廣木道心先生から直接ご指導いただきました。

 くまさん横浜の職員もそして保護者の方も、ごらんの通り熱心に練習に励み、参加者からは「非常に役に立った」「ぜひまた受けたい」「身につくまで続けて練習したい」といった感想がたくさん寄せられました。

 くまさん横浜は、障害が比較的「重い子」の多い事業所です。利用児童のうち90%近くが「A1(最重度)」「A2(重度)」の児童で「強度行動障害」の認定を受けている児童が利用児童の20%近くに上ります。こうした環境の中、職員たちだけでなくご利用の保護者の方々にも、必要な様々な技術を学ぶ機会をご提供しております。

 大阪よりわざわざお越しになられすばらしい研修会をご指導いただいた廣木先生、ありがとうございました!


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