【食育①-野菜を育て、収穫する】

【食育①-野菜を育て、収穫する】

 くまさん横浜では、子どもたちの活動の中に「食育」のテーマがあります。

 障害の有無に関わらず、誰にとっても「食」は一生のこと。子供の頃からの食に対する教育は、人生を豊かにするからです。

 ただ一言で「食」と言っても実に様々な分野があり「生産=農」の部分から「外食」まで幅広く、日中活動の中で、子どもたちができるだけ幅広い「食の体験」ができるように心がけています。

 くまさん横浜はビルの3Fにあるのですが、大家さんのご厚意で庭と農園が設置されています。今年は中高生たちが、トマト、ナス、きゅうり、ピーマンなどを植えました。時々肥料や水やり、草取りなどをしたおかげで、どれも豊作でよく実がなりました。

 今どき、野菜はスーパーに行けばどこででも買えます。しかもお店のものはきれいで形もよくビニール袋に入っていて清潔です。ふだんご家庭の食卓に上がる野菜はそのようなものばかりですから、こうして「実際に土から生えている」様子を見るだけでなく「自分で植えて育ててお世話をしたものを食べる」という経験は貴重なものです。

 私達の事業所は横浜の港南区の南の端にあり、どちらかというと周囲は緑が豊かな地域です。それでも多くのお子さんがマンションや団地などに住んでおり、家庭で田畑を持っているような御宅は多くありません。

 くまさんの農園は「猫の額」ほどではありますが、小さい頃から少しでも子どもたちが土に触れ、そこから野菜や花ができるということを実感できる体験の場として、子どもたちに用意されています。

 中高生の子どもたちのおかげで、今年は、7月に入ってから毎週のように庭で野菜が収穫できるほどの豊作となりました。収穫した野菜はもちろん料理しておやつの時間に食べるのですが、その様子は次回にまた書きたいと思います。

 くまさん横浜は、子どもたちの将来の豊かな人生のために「心」・「体」・そして「技術」にあらゆる角度からアプローチし、彼らの成長を助けたいと願う放課後等デイサービスです。

 


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