【野菜を収穫!】

【野菜を収穫!】

 くまさん横浜では、庭の周囲に小さな畑があり「くまさん農園」と名付けられています。猫の額ほどの小さな小さな畑なのですが、今年は梅雨前に植えたキュウリやトマト、ナスやピーマンなどの夏野菜が実をつけ始めました。

 今年はナスが豊作でたくさんなったので、先日、中高生のみんなで収穫を行いました。枝の間にぶら下がる紫色のナスを、ヘタの少し上の枝をはさみで切って採っていきます。

 子どもたちがふだんハサミを使っている時に切る「紙」と違って、分厚い枝なので、角度や力の入れ具合などが違い、なかなかうまく切れません。難しい子は先生に手を添えて手伝っもらって収穫をしました。

 「なりモノ」を採るのは楽しいもので、みんな、しげしげと野菜を眺めたり、きゃあきゃあと声を上げて採ったりと、ご覧の通り楽しい初夏の午後になりました。

 子どもたちが草取りをして畑を整備するところからはじめ、苗を植え、水やりをし、丹精こめて育てた野菜たちです。シロウトの畑ですから、スーパーにあるようなきれいな形の野菜ではなく、曲がったきゅうりや細いピーマンなど、いびつな形のものもあります。それでも自分たちで育てた野菜をみんな大喜びで収穫しました。

 お部屋に持ち帰ったあと、なすは味噌で炒めて食べてみました。自分で育てた野菜を自分で食べる、というのも貴重な経験です。ほんの少しの量でしたが、みんなで試食して「おいしいねー」「へー、意外といけるねー」と先生方と一緒に、初夏の味を楽しみました。

 早いものでもう7月。今年は春休み以来、ようやく学校が通常の登校を開始しました。それでも少しずつ子どもたちの生活に「日常」が戻りつつあります。夏に入り、気がつけば背が伸びた子もいて、季節の移ろいとともに、時間は確実に進んでいるんだなあということを実感しています。

 


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