【紙折りの教材をいただきました!】

【紙折りの教材をいただきました!】

  梅雨で雨がちな日が続きます。くまさん横浜では子どもたちが室内での活動を中心に行っています。

 今、中高生たちが頑張って取り組んでいるのが「紙折り」の練習です。この「紙を折る」という作業は、なかなか指先の巧緻性が要求される難しい作業です。しかし将来、大人の障害者の仕事では「ダイレクトメールの封入」などの作業もあり、中高生のうちに「就労の技術」として練習しておきたい技術のひとつです。

 「二つ折り」の場合は、紙の「端と端を合わせる」ことが目安になるのですが、難しいのが「三つ折り」です。紙を1/3ずつ均等になるように折る位置を決めてそのとおりに折るのは、大人でもかんたんなことではなく、障害ある子どもたちにとってはなおさらです。

 そんな中、今回、東京・千代田区にある 株式会社NEWONE様(代表取締役:上林周平様)よりたくさんの「折り目のついた紙」をご寄贈いただきました。同社は企業研修事業などをされている会社様で、研修の際にこうした紙がたくさん出るそうなのですが、一度使った紙は再利用されないとのこと。そこでたくさん余ってしまうこうした紙を、くまさん横浜にご寄付いただいています。

 おかげさまで「折り目がついている」という理想的な「紙折り訓練用の紙」をたくさん頂戴しており、子どもたちが訓練に使わせていただいております。うっすらと着いた折り目は子どもたちが紙を折るときの目印になり、訓練用にピッタリの教材です。ご覧のとおり、みんな一生懸命、「紙折り」の練習に取り組んでいます。

 同社からは他にもクリアフォルダー、模造紙、マジックペンなど、研修で余った文具や紙類などもいただいており、くまさん横浜をご支援いただいております。本当にありがたいことです。

 くまさん横浜では、日頃より事業所外の多くの福祉事業所、アーティスト、企業、大学、研究機関等との提携を積極的に行っており、こうした寄付やボランティアを受け入れたり、研究などに協力する活動を地道に行っております。

 おかげさまで開業7年目の今では、地元の横浜はもとより、全国の多くの皆様がくまさんの活動を様々な角度からご支援いただけるようになり、回り回ってお子さんたちのよりよい支援につながっております。

 株式会社NEWONEの上林周平社長様、担当の鈴木はるか様、いつも本当にありがとうございます。

 そして同社をはじめ、くまさん横浜を支えてくださる全国の皆様に、心より感謝申し上げます。

 


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