【ハツカダイコンを収穫しました!】

【ハツカダイコンを収穫しました!】

  くまさん横浜には庭があり、その周りに「くまさん農園」と名付けられた小さな畑があります。GW前にこちらの畑にハツカダイコンを蒔きました。その名のとおり1ヶ月もしないうちにすぐにおおきくなったので、昨日、くまさん横浜NEXTの中高生たちで、収穫を行いました。

 ハツカダイコンですから同じ「大根」とは言っても、あの白い大根とはだいぶ違う小ぶりの品種です。

 生い茂った葉っぱの根本をよく見ると、まあるい赤い根っこが土を盛り上げています。鮮やかな赤い色の根っこは、まるでさくらんぼを思わせる色とサイズです。

 その上の部分をそっとつかみ、ゆっくり引き抜くと、その小さな赤い丸い大根を地面から抜くことができます。鮮やかな赤い色の大根がでてくると「わー」「ええー」と、子どもたちからもため息が漏れます。

 しかしこれにもコツがあって、茎の根元のところを持ってゆっくり抜かないと、茎や葉の上の方をつかんで早くさっと抜くと、ブチッとちぎれてしまい、根が抜けません。そばについた先生が「ほらほら、もっと下の方だよ!」「ゆっくりね、ゆっくりー・・・」言葉で注意しながら、手を添えて、一緒に抜きました。

 ご覧のとおりキレイな赤い大根は、その日のうちにみんなに持って帰ってもらい、ご家庭で食べていただきました。

 くまさんでの農園活動は「農作業」と呼ぶにはおこがましい、とても小さな「まねごと」にしか過ぎません。しかし子どもたちにとって「自分が植えたものを育てて、最後に自分で食べる」体験は、教室の中に座っているだけではとてもできない、貴重なものだと私達は考えています。

 今、くまさん農園には、ピーマン、トマト、ナス、キュウリなどの夏野菜が植わっています。子どもたちが畑を起こし、種を巻いたり苗を植え、せっせと水やりをして丹精込めて育てている植物です。

 野菜なんて今では「スーパーでお金を出せば買える」ものです。でも、しかし、実際にそれが蘇どのようなプロセスを経て自分の食卓に上るのか、実際にやって見なければなかなかわかりません。くまさん横浜の活動の中で体験したこうしたことが、子どもたちが将来、スーパーでハツカダイコンを見た時に、鮮やかに記憶に蘇ってくることを願っています。

 くまさん横浜は、こうした広い意味での「食育」活動を行っている放課後等デイサービスです。

 

 


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