【恵方巻きづくり】

【恵方巻きづくり】

 2月の行事と言えばやっぱり節分。くまさん横浜では豆まきも行いましたが、調理活動で「恵方巻」を作っておやつにいただきました。

 中の具は魚肉ソーセージ、チーズなど巻きやすいものを中心にしました。ご飯をのりの上に均等に広げ、具を置いて、「巻きす」を使ってぎゅっぎゅっと巻いていきますが、この一連の動作がなかなか難しく、これが良い訓練になります。中には巻きすが珍しくてしげしげと眺める子や、隙間から遠くをのぞく子などもいました(笑)。

 恵方巻は本来は「丸かぶり」で食べるのですが、嚥下が得意でない子もいますので、一口大に切って子どもたちに出しました。

 おやつの時間はだいたい3時か4時頃なので、みんなお腹が空いています。小学生でも高学年になってくると袋菓子では足りず、ボリュームある「おにぎり」や「のり巻き」のようなものが、やっぱり子どもたちも嬉しいんですね。みんな喜んでぱくついてペロッと食べていました。

 「自分で食べるものを自分で作る」ことは、もちろんある日いきなりできるわけではありません。子供のうちから少しずつ、そのプロセスの一部にでも参加することを繰り返すことで、材料や器具に慣れていくことが必要です。

 そしてその際に「手をきちんと洗う」「食べたらお皿をお片付けする」「お友達と一緒に作業する」と言った「周辺のこと」も合わせて少しずつでも憶え、子どもたちが将来、「生活する」事自体の技術を「練習」する訓練を提供できればと考えています。


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