【ちょうちょ結びの練習】

【ちょうちょ結びの練習】

 くまさん横浜では、全体として集団療育を重んじてはいますが、個別支援計画を立て、それぞれの児童の個人的な訓練も行っています。本日ご紹介するのは「指先の巧緻性」の訓練の一つ「ちょうちょ結び」の練習です。

 練習には職員が手作りで作った特製の「ヒモボード」を使います。結び方の手順がわかりやすくなるように、左右色を変えたヒモが取り付けてある板です。

 最初は先生がついて、手を取りながら教えていきます。左右の手で違う動きをすることと、ループを作ってくぐらせたりするので、ちょうちょ結びは「固結び」に比べて一段と難しいです。みんなご覧のとおり真剣な眼差しで取り組みます。

 何回もチャレンジして苦労の末ちょうちょ結びが出きたら、先生にたくさん褒めてもらえます。できなかった子も頑張れるように応援していると、気がつくとずいぶん長い間、作業に集中することができるようになっており、こうしたことを繰り返すと何回かののちにできるようになっていきます。

 くまさん横浜ではこうした「生活に密着した動作の訓練」を地道に行っています。子どもたちがくまさんを卒業したあと、少しでも社会で生きやすくなるために、こうした作業をコツコツと訓練を繰り返すことは大事なことです。

 「このたくさんの経験がいつか、きっと。」くまさん横浜は、将来ある子どもたちにたくさんの経験をしてもらえるデイサービスです。

 


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