【絵カード遊びの訓練】

【絵カード遊びの訓練】

  くまさん横浜の机の活動のひとつに「絵カード」があります。食べ物や乗り物、動物などの絵や写真が2つに分かれていて、トランプの「神経衰弱」のように、カードの山の中から左右同じものを見つけてきて合わせる遊びです。

 中にはカードに言葉が書いてあるものもあり、たとえば「いち/ご」のように、2つの絵を合わせると、物の名前が完成するカードもあります。

 そうすると「いちご」という言葉と、「いちごの絵」が完成するので、その言葉が物の名前だということも理解できるようになっています。

 知的障害を持つ子どもたちは「言語」による概念形成が難しく、物の名前と物体との結びつきが理解しづらいケースが多いです。そこでこうした絵カードを使って繰り返し練習し、ものの名前を覚えたり、ひらがなを覚えたりという訓練をします。

 くまさん横浜では子どもたちが飽きないよう、8種類ほどの絵カードを揃え「食べ物」「乗り物」「動物」など、様々な「好きな素材」で遊べるように用意しています。

 特に絵カードが好きな子は、座って集中して10分でも15分でも続けられるため「座って何かに取り組む」という集中力の訓練にもなります。

 くまさん横浜は「体育」や「調理」だけでなく、時にこうして「机に座る」ことの訓練も行い、子供達の成長を多角的な角度から考えている放課後等デイサービスです。


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