【けみ芥見さんがいらっしゃいました!】

【けみ芥見さんがいらっしゃいました!】

 

 くまさん横浜では、当初より、芸術家のけみ芥見氏をお招きして「お絵かき活動」を行っています。プロのアーティストと一緒にお絵かきをする機会というのは、障害の有無に関わらず、子どもたちにとってなかなかあることではありません。

 けみさんはDAC(デザイヤー・アート・カンパニー)というアートチャリティの活動をしていらっしゃいます。これは、子供達が描いた絵画を元に先生が手を加えてデザインし、一つの作品に仕上げていきます。もし絵が売れたら、その半分は子供達のご家庭に奨学金として送金されるというチャリティ活動です。

 先日は、けみさんがグラフィック・デザイナーの菓(このみ)さんを伴っていらしていただきました。菓さんは学生の頃から障害児・者のボランティアに行かれていてこの分野に関心の高いアーティストです。ご覧の通りすぐに子どもたちと打ち解け、一緒にお絵描きしたり遊んでいただきました。

 けみさんのお絵かきのやり方は、とにかく子どもたちに「自由に描いてもらう」の一言につきます。「これをこう書きなさい」ということは一切おっしゃいません。「ああー、いいね、いいねー」と褒めながら、子供達の描きたいように描いてもらいます。

 子供たちが何の色を使おうが、クレヨンを使おうが、絵の具を使おうが「おかまいなし」です。ただ、芸術家の感性で見ていて「おー、そろそろこの辺で<赤>使ってみようかー」とか「もう少しこの辺にも描けるといいなー」と促していきます。そうして子供達の感性を最大限に引き出していきます。

 この日もたくさん描かれた子供達のお絵かきの中から、けみさんが「ピンときた」作品をいくつかお持ち帰りになられました。この内のいくつかは近い将来、新しい作品となって生まれ変わり、DACの作品となっていきます。

 くまさん横浜では「芸術活動を障害者の就労手段にする」可能性を模索しており、スタート当初からこのDACの活動に参加しております。子供達に隠れている様々な可能性を、いろいろな角度から照らし出していきたい。くまさん横浜はいつもそう願っています。

 けみ芥見さん、菓(このみ)さん、ご来訪ありがとうございました!


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