【栗本先生の現場指導】

【栗本先生の現場指導】

 昨日の記事でもご紹介しましたが、くまさん横浜では、月に1回、栗本啓司先生(からだ指導室 あんじん 主宰)に職員研修を行っていただいています。

 そしていらしていただいた日の午後は、実際に先生に現場に入っていただき、子どもたちの活動で直接指導をしていただいています。これはもちろん子どもたちにとって、栗本先生から直接ご指導を受けられる(ラッキーな)機会ではありますが、一方、職員たちにとっても先生の「身体アプローチ」をただ単なる「座学」ではなく「実際に子どもたちに指導をする方法」を見て学べる貴重な機会にもなっています。
 栗本先生が指導される「身体アプローチ」の狙いは、子どもたちの発達のヌケや遅れを取り戻すことと体調を整えることが目的で、そのために様々な運動プログラムが用意されています。

 今月は、「乗馬マシーンを使った刺激」「腰の上げ下げ体操」「うつ伏せの金魚体操」・・・など実に様々なご指導をいただき、「ロープワーク」「サーキット」などの集団活動を子どもたちと一緒にやっていただきました。 
 一方で職員たちは先生と一緒に、子どもたちと活動を行うことによって、一歩高いレベルの「感覚」を体験し、実践の方法を身につけていくことができます。当日くまさんの先生たちは、午前中の研修で習ったことを反芻しながら、実際に現場で子供たちの反応や体の変化などを観察し、ふだんより注意深く日中活動を行いました(笑)。 

 子どもたちにとって栗本先生は「時々遊びに来る楽しい先生」です。ご覧の通りニコニコと子どもたちとすぐ仲良くなり、一緒に活動するのが得意な栗本先生は、子どもたちの人気者。寄っていってじゃれ遊びをねだる子もいて「たくさんの楽しい遊びを持ってきてくれるオジサン」と認められているようです(笑)。

 実は支援の現場では何よりも、子供達が楽しく遊び、安心して身を委ねられる人かどうかというのは大事なポイントです。やはり相手が「人」なので、技術うんぬん以前にこうした「人間関係の構築」は子供でも、いや子供だからこそ大事なのです。帰りにはみんな先生にバイバイをしてお別れしました。

 栗本先生、毎月全国各地を飛び回るお忙しい中、今月もくまさん横浜にご指導いただいてありがとうございました。子どもたちも職員も、また来月の来所を楽しみにしています。

 くまさん横浜は、常に最先端の専門家の知見を取り入れ、障害ある子どもたちにとって少しでも良い療育を行いたいと考えている放課後等デイサービスです。


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