【ロープの訓練】

【ロープの訓練】

 夏休みが終わり、短縮授業も終わり、給食も始まって、学校と子どもたちに「ふだん」が戻ってきました。くまさん横浜では、この夏はお出かけが多かったのですが、また室内活動を中心とした活動に戻りつつあります。

 この日は、ロープを使った活動を行いました。こちらは、今年ご指導に来ていただいている、栗本啓司先生から教えていただいたワークです。

 みんなで輪になって座り、長いロープを持ちます。このロープを横に送ったり、持ち上げたり下げたり、号令とともにみんなで一緒に行います。

 みんなで一本のロープを持って行うとよいのは、動作を自然とみんなに合わせていくようになれるのです。横に送るのを早すぎると引っ張れませんし、遅くなると自分のところでたるんだり余ったりしてしまいます。みんなが上に上げている時に自分だけ上げないと、目で見てわかるだけでなく触感としても「ひっぱられる」感じがします。「みんなで一緒に」「お友達と同じように合わせて」する良い訓練です。

 それが終わったら今度は、先生が室内で横にロープを張り、それを歩いて超えるワークを行いました。日常の歩行でも「段差」「障害物」を超えて歩かなくてはいけない場面は普通にあります。目に障害があったり、身体操作に問題があったりすると、ちょっとした段差につまづいたり引っかかったりしてしまいますが、そこを上手に乗り越えて自然に歩けるようになる練習です。

 ロープ一本でも、五感の色々なところを刺激して、成長を促すワークができます。子どもたちが楽しんで遊びながら、成長していく。くまさん横浜では子どもたちが学校帰りにこうして成長するための療育活動を行っています。 


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