【キャンディロールサンドウィッチ】

【キャンディロールサンドウィッチ】

 くまさん横浜では1ヶ月のうち1週間か多いと2週間は「調理活動」を行っています。今週は「キャンディロールサンドウィッチ」を作っています。

  作り方は簡単。食パンの耳を落とし、綿棒で薄く伸ばして、そこにハムとチーズを乗せます。ラップと巻きすでくるくると巻いて出来上がりです。サンドイッチなのですが「パンに挟む」のではなく、ラップに巻いて端をねじって止める様子がキャンディのようなので、こう呼ばれています。

 パンを切る担当、具を乗せる担当、巻く担当・・・と子どもたちはそれぞれの担当に分かれて、分担して作業を行いました。もちろん作ったあとはそれがそのままおやつです。ご覧の通りみんな笑顔でぱくついていました。

 くまさん横浜では調理活動を重視していますが、これにはいくつか理由があります。

 1つめは、障害の有無に関わらず「食べる」ことは生涯に渡ってのテーマですから、「自分の手で何か食べるものを作る(ことに参加する)」体験を子供の頃に恒常的にすることには意味があると考えるからです。

 2つめは、私達はお子さんに成長してもらう仕事をしているわけですが、それには「五感への刺激」が欠かせません。ところが五感のうち「嗅覚」と「味覚」だけは、「調理」でないと刺激できないからです。

 もちろん子どもたちにも調理活動は人気が高く、みんな喜んで参加してくれます。子どもたちがくまさんで一生懸命遊びながら、いつの間にかそれが将来の生活動作の訓練になっている--くまさん横浜はそんな事業所を目指しています。

 

 


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