【今日のおやつはお菓子釣り!】

【今日のおやつはお菓子釣り!】

 くまさん横浜では、学校がやっている日もお休みの日(土曜日とか夏休みなど)も、子どもたちが午後に滞在するため、毎日おやつを出しています。おやつはその時によって、例えば、活動が調理活動であれば、焼いたホットケーキなど、自分たちが作ったものがおやつになりますが、ふだんはいわゆる袋菓子を食べてもらっています。

 先日、この袋菓子のおやつを活動で「釣り」に使いました。当日のおやつをビニール袋に入れて口をモールの輪っかで閉じ、それを釣り竿で釣る、という遊びです。

 最初に先生から、ビニールプールに入れた袋を一人一人釣り上げるやり方を説明しました。これ、簡単そうに見えますが、竿から垂れた釣り糸がどう動くかを考えて手を動かし、上手に輪っかに引っ掛けないといけません。子どもたちにとっては実はなかなか難しい作業です。姿勢を保持し、手先の動きで竿と釣り糸とフックすることが難しい子や手の不自由な子は、先生が手を添えて手伝いました。

 自分の番を待つ子たちは、応援席から「がんばれー!」と声援を送ります。こうして「自分の順番を待つ」「お友達がやっていることをよく見て応援する」のも、大切な活動の一つです。

 「釣れないとおやつはないよー」との先生のかけ声が効いたのか(笑)、みんな一生懸命頑張って、自分のおやつを釣り上げました(笑)。もちろん、釣った袋はみんなのおやつで食べました。

 くまさん横浜では、おやつ一つとっても、それが子どもたちにとって「何か」の訓練になるように、いつも考えられた活動プログラムを行っています。障害ある子どもたちが毎日「生活すること」を一生懸命訓練している事業所です。

 


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