【パラシュート遊び】

 【パラシュート遊び】

 くまさん横浜の指導訓練室は約65㎡。特に広い方の訓練室は5m×10m=50㎡と大きく取ってあるので、室内で体を使った活動ができます。たとえば「雑巾がけレース」でも、タテに約10mのトラックが取れますし「サーキット」とか「スイカ割り」「ボウリング」なども、応援席を別に取ってできる広さが用意されています。

 この日は「パラシュート」の活動を行いました。パラシュートは、特別支援学校・養護学校の運動会などでよく見られる、薄くて軽い大きな布をみんなで持ち、音楽に合わせて行進して回ったり、上下にふるなどする集団体育活動のひとつです。

 音楽に合わせて動きながらも「はい、上に持ち上げてー」「はい、下げまーす」「床に寝てー」など、先生の号令に合わせて動きます。みんなで同じ一枚の布を持ってやるので、お友達と違う動きをするとすぐに自分で気づきます。こうして「号令に合わせて動く」ことを自然と身に着けていくのです。

 くまさん横浜では、途中からそこにボールを投げ込みます。パラシュートの布を上下させると、ボールが弾みます。でも不利すぎると布から飛び出してしまいますから、落とさないように、でも弾むようにふるのはなかなか難しいです。

 また最後には、先生方が端っこと端っこを持って「布のトンネル」を作り、そこを子どもたちに通ってもらいます。ご覧の通りパラシュートはカラフルな布でできており、中は万華鏡のように様々な色が映ります。これが楽しくて、みんなキャッキャとはしゃぎながらトンネルをくぐっていきます。

 子どもたちは楽しく遊びながら、そこに隠されたいろいろな課題を意識せずに訓練していきます。子供たちの笑い声と、それにつられた先生たちの笑い声が響く、そんな毎日を送っています。


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