【手形で作る壁画とカニ】

【手形で作る壁画とカニ】

 毎月、くまさん横浜では、指導訓練室の一番大きな壁に子どもたちの制作物を掲示していて、これを「壁画」と呼んでいます。

 毎月、季節にちなんだテーマを決めて、子どもたちが壁の大きな模造紙を制作していきます。折り紙で折ったものを貼ったりすることもあれば、直接何かを描いたりすることもあります。入口から入ってすぐ右横の目立つ場所なので、来訪者の方にも全員ご覧いただけます。

 この8月は「打ち上げ花火」をテーマにしました。写真をご覧になってお分かりのとおり、これはこの「花火」
の部分が子どもたちの「手形」で作りました。

 子どもたちが自分一人でこれをすることはできませんから、先生方が絵の具をバットで水に溶き、筆で一人一人丁寧に子どもたちの手に塗り、壁面の模造紙に紙に押してもらいました。

 みんな、ふだんなかなかそんなことがないので、ほとんどの子が自分の手が染まるのを興味津々で見つめますが、中には、筆の感触がくすぐったくてきゃあきゃあと黄色い声をだす子や、逃げ出す子もいたりしました(笑)。子どもたちの反応に先生たちも笑いながら、にぎやかに作っていきます。

 手形を押したあとは、その辺の壁や自分の服を触る前に手を洗わないといけません(笑)。先生方がそばで待機していて、すぐに一人一人を洗い場につれていき、爪ブラシも使って手を丁寧に洗って終了です。

  
 今回はせっかくなので、その時に、また別の画用紙に一人一人の手形を取りました。今回は手形を2つ並べて「カニ」の形を作ってみました。これは子供たちの貴重な成長の記録でもありますので、ご家庭にお持ち帰りいただいています。毎年やっているので、ご家庭にはだんだんと手形が大きくなっていくようすが残っていると思います。見ていて微笑ましいですね。

 今日から9月が始まります。また9月も次のテーマで子どもたちと一緒に壁画を作っていきたいと思います。
くまさん横浜にいらっしゃる機会があれば、子どもたちの力作をぜひご覧ください!

 ※保護者の方へ この壁画は、毎月の保護者向けのおたより「くまさんだより」でその写真をお届けしています。どうぞご覧ください。


※くまさん横浜では、児童の写真は保護者の許可を得て掲載しております。
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