【新聞紙ちぎり】

【新聞紙ちぎり】

 先日、子どもたちと「新聞紙ちぎり」の活動を行いました。この活動は「素材を与える」というテーマのシリーズの一つで、子どもたちに「新聞紙」をあげてみて、自由に遊んでもらう、という活動です。

 くまさん横浜の、50㎡ある広い方の指導訓練室に、ブルーシートを敷き、古新聞を持ってきます。「何」をするは子どもたちの自由です。破いてみたり、埋まってみたり、丸めたり・・・色々なことを自分の手で始めます。細かくちぎって空中に投げ、ヒラヒラと「紙吹雪」にして楽しむ子も居れば、ひたすら短冊のように細く細くちぎる子もいます。かと思うと、まったくちぎらずに先生と「折り紙」を始める子もいます。

 子どもたちは自由な発想で実に様々に紙で遊びます。指先の感覚や視覚を楽しみながら、好きなように紙を使います。そして、たとえどんな使い方をしようと、それを十分手伝ってあげるのが先生の仕事です。「何で破ったりするの!」などと叱られることは決してありません。口に入れた時だけ止められますが、それ以外では何をしようとかまいません。

 ご覧の通り、部屋中ちぎった新聞紙だらけになりますから、お片付けも大変で、なかなかご家庭でできる遊びではありません。でもだからこそ、子どもたちには人気の活動の一つです。自分の手で素材の形が変わり、使い道が変わり、そして五感が刺激されていく。手先を始め五感の刺激が子供の脳を刺激し成長を促し、そしてそれが彼らの将来を変えていく一つの力になれば、と願っています。

 

 

 


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