【鹿を見に行きました】

 【鹿を見に行きました!】

 くまさん横浜では、小学生から高校生までが放課後や学校休業日の時間を過ごしていますが、「遠くへのお出かけ」を比較的実施しています。先日、中高生たちが「鹿」を見に行きました。と言っても行き先は動物園ではなく、なんと神社です。

 くまさんの近くにある横浜市戸塚区に、相州春日神社 という神社があります。ここは鹿で有名な奈良の春日大社から鹿が下賜されており、神社の裏庭に神様のお使いとして鹿が飼われています。こちらにくまさんの子供たちがおじゃましました。

 神社ですから、到着したらまずはご参拝です。手水を使い、本殿で柏手を打ってご参拝し、神様にご挨拶をします。そして全員のお参りが済んだら、いよいよ裏の鹿苑です。

 神社の裏手にある鹿苑は意外と小ぢんまりしていて、幼稚園の園庭くらいの広さです。そこにオスメス合わせて10~15頭程度の鹿たちがいます。

 柵の中にいる鹿は意外に人馴れしていて、子供たちの姿を認めると柵まで寄ってきて餌をねだり始めます。鼻面が柵から出ると、近くによってきた鹿の迫力に驚いて「うわー」「大きいねー」と子どもたちから声が上がりました。また、立派な角が生えたオス同士が、中で角を突き合わせて小競り合いを始める場面もあり、闘牛ならぬ「闘鹿」の様子にはみんな目を奪われて、カンカンという乾いた音を立てて角をぶつけ合う鹿どうしの戦いに、食い入る様に見入っていました。

 鹿は、犬や猫とは違い、ふだんなかなか町中や公園で見られるような動物ではありません。しかし動物園に行くと、他にも様々な動物がおり、一つの種類の動物だけをじっくり見ることはありません。こうした「一つのものをじっくりと見る」観察の機会も、子どもたちにとってまた意味ある体験になってくれれば良いなと考えています。

 くまさん横浜では、こうした「なかなかご家庭で行けないところ」にも積極的に足を伸ばし、子どもたちとお出かけしています。それは 子供たちが大人になる準備として、この時期に色々な「人」、色々な「物」、色々な「場所」の体験を積んで「練習」しておくことに意味があると考えているからです。
 
 毎回、一つ一つの活動は小さな体験かもしれませんが、これをコツコツと1ヶ月、3ヶ月、半年・・・と繰り返していくことで、子供たちの心の中に積み重なって行く体験が、将来、彼らの人生にとって大事な思い出や技術になっていくことがあれば、職員にとって最高の喜びと考えています。
 
 くまさん横浜は、子どもたちに様々な体験を通じ、人生を豊かにしていくことを目指している放課後等デイサービスです。


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