【「港南区コミュニティケアフェスタ」に行ってきました!】

【「港南区コミュニティケアフェスタ」に参加してきました!】

 先週の土曜日、中高生専用のデイサービス、くまさん横浜NEXTの生徒たちが、職員とともに「港南区コミュニティケアフェスタ」に参加してきました。この催し物は、横浜市港南区にある障害者の就労支援事業所や作業所などが一同に介し、事業所の紹介の展示や作業体験、制作品販売などをやっているお祭りです。
 
 くまさんは高校3年生で卒業となりますが、その後、障がいを持つ子どもたちは「大人」となり社会に巣立っていきます。しかし障がいゆえに一般の会社への就職は厳しい子も多く、障害者対象の「作業所」へ行く子もいます。「作業所」とは、皆様も街で見かけたことがあると思いますが、障害者がパンを焼いたり、アクセサリーなどの小物を作ったり、ボールペンや箱を組み立てたり・・・というような作業を仕事にしているところです。また、そうした就労のための技術訓練を受ける「就労移行支援事業所」に通ったりすることになります。

 当日は、そうした各事業所がブースを出して、制作品の説明や作業体験を提供していました。見学に行った生徒たちも「缶つぶし」「パソコンのタイピング」「コンセント・ソケットの組み立てと分解」・・・など、実際に大人の障害者の方々がやっている作業内容を体験させていただきました。また職員たちは作業所の方に直接お話を聞き、実際の作業について色々お伺いしました。

 子どもたちは、それぞれの作業に意欲的に取り組んでくれまして、中にはパソコンのタイピングに夢中になり「会場記録」を塗り替えた生徒もいました! こうして子供たちが「実際に大人になった時にやる作業」に興味を持てる時間を過ごしました。

  くまさん横浜NEXTでは、子供たちの将来を考え、中高生にはこうした「社会に触れていく」活動を意識して取り入れています。それは子どもたちはいつか必ず大人になるからです。たとえ障害があっても保護者や学校の庇護の下から離れ、一人の大人として生きていかなければならない時期が必ずやってきます。そうした時のために中高生のうちから「準備」をしておくことはとても大事なことです。

 障がいを持つ彼らが将来大人になった時に「生きやすい」技術を身につけるために--くまさん横浜は、こうしたコンセプトで運営されている放課後等デイサービスです。

 


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