パンプキンケーキ!

パンプキンケーキ!
















 

【パンプキンケーキ!】

 

 「食欲の秋」です。くまさん横浜では、小中生/中高生ともに「調理」の活動を行っています。先日はかぼちゃを使った「パンプキンケーキ」を一週間行いました。ちょうど今がシーズンのカボチャは甘みがあり、美味しいケーキができあがります。

 

 くまさん横浜ではケーキを焼く時、実はオーブンなどを使わず「炊飯器」で焼きます。こうすれば「釜と鍋が兼用」なので簡単にでき、そして安全です。

 まずはよーく蒸したホクホクになったカボチャを、炊飯器のお釜に取り出してしゃもじで潰していきます。ペースト状になるまで子どもたちによく潰してもらい、そこに牛乳と粉とお砂糖を決められた分量入れて、よくかき混ぜます。そしたら炊飯器にセットしてスイッチオン、するだけです。

 

 こうした調理の作業では「つぶす」「注ぐ」「混ぜる」「すくう」など、色々な手作業があります。先生たちがあたたかく見守りながら、時に手を添えて子どもたちにやってもらいますが、子どもたちが「自分で作った」実感ができるだけ感じられるよう、あまり大人が「手伝いすぎないように」注意しています。

 炊飯器で焼けたら(炊けたら?)、まあるいおいしそうなケーキができあがります。最後に粉砂糖をかけてもらい、できあがり!です(^_^)。

 

 いい匂いのする焼き立てアツアツのケーキを見たら、みんなもう我慢ができません(笑)。その場でおやつの時間がはじまります。おいしくて、みんなほっぺが落ちそうな笑顔になります。口に入れるとふわっと溶けて、かぼちゃの甘さが口に広がりす。

 ふだんかぼちゃを食べない子でも、こうしてケーキにするとぺろりと食べてくれまして、お母様に報告したら「うちの子、カボチャ食べたんですか!?」と驚かれる子もいました(^_^)。

 

 くまさん横浜は、調理の活動に力を入れています。それはひとつには「自分の力で自分の食べるものを用意すること」は、障害の有無にかかわらず人間の一生のテーマであると考えているからです。また、成長期の子どもたちにできるだけ五感の刺激を多く与えたいのですが、「味覚」と「嗅覚」だけは、調理の活動でないと鍛えられないから、です。調理の活動こそ「楽しくて、ためになる」要素の多い活動です。

 

 でも、こうした難しいことを抜きにしても、おいしいものを食べた時のこの子どもたちの笑顔は、こんなにカワイイものです。そばで見ている先生たちも心が和みます。今日もくまさんでは「おいしいね!」「おかわり!」と訓練室に子どもたちの「おいしい声」と笑顔があふれています(^_^)。

 


※くまさん横浜では、児童の写真は保護者の許可を得て掲載しております。
当ページで使用している写真の無断コピー/使用はご遠慮ください。