農園の手入れ

農園の手入れ


















 

【農園の手入れ】

 

 暑い日も少なくなり秋も深まってきました。先日、くまさん横浜ではお庭にあるくまさん農園のお手入れを子供たちと行いました。

 

 夏の野菜として植えていたトマトやスティックセニョール、オクラなどが枯れたので、それを子供たちに根こそぎ全部抜いてもらいました。単純に「生えている植物を土から抜く」という動作は面白いようで、子供たちがみんなヨイショ、ヨイショと楽しみながら抜いてくれます(^_^)。中には、葉っぱや茎の臭いをクンクンと嗅いでみたり、口で舐めてみたり、少し残っていたトマトやオクラなどを獲って物珍しそうに眺めたりする子もいます。

 「なんでぬくのー?」「もう枯れちゃってるでしょう? 夏が終わったら終わりなんだよー」などと子供たちとお話しながら、一緒に作業していきます(^_^)。

 

 また抜いた後は、土を少しスコップで掘り返し畑をカンタンに耕す作業も行いました。猫の額ほどの小さな畑なので、大がかりにクワやスキなどを使う必要はなく、子供たちのスコップで十分土が柔らかくなります。こうしておくとまた次の種を蒔いた時に芽が出やすくなるので、土は柔らかくしておいたほうが良いのですね(^_^)。

 

 こうした「土に触れる」体験は、アパートやマンションに住む現代の都会っ子たちにはなかなか貴重な機会です。子どもたちは「砂場」の延長のようにこうした作業を楽しんでくれました。少し手や服が泥で汚れましたが、それもご愛嬌です。部屋に戻ったらしっかり手を洗っておやつとなりました(^_^)。

 

 くまさん横浜は、ビルの3Fにありますが、専用庭があり、小さな畑が用意されています。季節の花や植物を植えることで、子供たちが「季節感」を感じてくれたり「農」「食」といったことに感心を持ってくれるきっかけになればと思います。またこうして「外の風にあたる」「土をいじる」ことで精神的に落ち着く子もいて、庭も大事な療育活動の場の一つになっています。

 

 このあと農園は、春に咲く花などを植えようかなーと、先生方がいろいろ考えています。小さな小さな農園ですが、生活や活動の中に「土の作業」を取り入れられる喜びを、子供たちとともに感じています。

 くまさん横浜は、ご家庭ではなかなかできない様々な活動をご提供し、障害を持つ子供たちが、豊かな経験と喜びを感じてくれる活動を日々行っています(^_^)。

 


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