マクドナルド体験!

マクドナルド体験!














 

【マクドナルド体験!】

 

 先日、中高生専用のデイサービス、くまさん横浜NEXTでは、先日、みんなでマクドナルドに行きました。マクドナルドに行くのはもちろん、おやつを食べにいくのですが、これは「外食に行く体験」の活動の一つです。

 

 ひと言で「外食」と言っても、実際に食事をするまでにはいくつものプロセスがあります。

 

 まずはカウンターでメニューを見ながら、写真と字を読んで予算内で自分のほしいものを決めます。次に店員さんにわかるように注文を伝え、お金を支払います(おつりの確認も必要です)。

 それから商品か番号札を受け取ったら自分で席に運び、着席します。が、この時にも「空いている席に座れる人数」と同行のお友達の数をサッと数えて比較しないといけません。。。。。と、このようなことが障がいを持つ子供たちにとっては難しく、訓練になるのです。

 

 食事をする時は、レストランはもちろん公共の場所ですから、大声で騒いだり、立ち上がって歩き食べするのではなく、周りのご迷惑にならないように静かに座って食べなくてはいけません。

 最後に、食べ終わったら自分でゴミを片付けますが、包み紙と紙コップは違うところに「分別」して捨てたり、トレーは捨てないように・・・など、注意することがたくさんあります。こうしたことを一つ一つ、先生に促されながら行っていくので、実はこれは将来の生活のまさに「実習」となる訓練なのですね。

 

 中高生ともなると、健常児であれば「学校の帰りにちょっとマックに寄っていく」ことは珍しくもないことです。障がいを持つ彼らがこうしたことを繰り返し訓練し「同世代のお友達と同じふつうのことことができるようになる」ようになれれば、とくまさん横浜では考えています。

 

 中高生専用のデイサービス、くまさん横浜NEXTでは、平日の学校帰りの短い時間でも、ちょっとした機会を捉えてこのような活動を行っています。将来、彼らがもし「マクドナルドなら一人で外食ができる」ようになれれば、こんなに嬉しいことはありません。そのために先生と一緒に沢山の「練習」が、子供の頃からこうして必要です。くまさん横浜の職員は、こうした「子供たちの将来」を常に考えながら活動のプログラムを立て、そして実施しています(^_^)。

 


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