ボールコロコロ

ボールコロコロ




















 

【ボールコロコロ】

 

 最近、くまさん横浜では「ボールコロコロ」の活動を行っています。

 

 これは、ビニールプールの中にボールを入れ、そこから外にパイプを半分に切った「とい」を通し、そこにコロコロとボールを転がしていく活動です。「流しそうめん」というか「ピタゴラスイッチ」というか(笑)、写真のような感じの遊びで、子供たちにとても人気があります(^_^)。

 

  夏のプール活動で使ったビニールプールを室内で膨らませ、そこにボールを入れていきます。子供たちが座るようのビーズクッションも入れます。プールのフチに用意したといを引っ掛け、反対側に「ボール受け」用のダンボールを用意します。

 

 そこに子供たちにボールを置いてもらいます。コロコロと走り出すボールを見ると、子供たちも笑顔になります(^_^)。2列にして「よーい、どん!」で隣と競ったり、2本のといを途中で「中継」して長いコースを作ったりと、色々な工夫をしてボールを走らせます。

 

 こうした作業に夢中になりながらも「といの高低差を大きくつけるとボールにスピードが出る」ことや「上り坂にすると走らなくなる」ことに、自然に気づきます。またボールをまとめて転がすと「詰まったり」することもあり、色々なことを自然に学習しながら遊んでいきます。こうした時、先生方は、ああしなさい、こうしなさい、とは言わず「遊びたい」「工夫したい」という自発的な意思を妨げないように、注意深く一緒に遊びます。

 また大きなといを運ぶ時など、お友達と自然に「共同作業」をする機会も体験できますし、「お友達と一緒に順番を守って遊ぶ」機会でもあります。子どもたちは遊びながらこうしたことを学んで行っています。

 

 ビー玉を使ったブロックでも、机の上で同様のことはできますが、やはり、大掛かりな道具立だとダイナミックな動きとなり、楽しいです。ご家庭でやるにはちょっと難しい大きなしかけなので、ぜひくまさんで子供たちに楽しんでもらえればと思っています。

 

 くまさん横浜では、室内の活動でも机の上での活動だけでなく、広いスペースを十分活用した活動を行っています。一つ一つの活動が、すぐに目に見える何かの結果に結びつかないこともありますが、色々なことを体験し学んでいくことで、こうしたことの繰り返しが、きっと将来に「違い」を生み出していくと、職員たちは信じています(^_^)。

 


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