学校の違うお友達

学校の違うお友達










 

【学校の違うおともだち】

 

 くまさん横浜には、現在、横浜市内の15校の学校から児童・生徒が集まっています。子どもたちは、校区も学年も違うお友達と、毎日、学校が終わったら遊び、ともに活動することになります。

 子どもたちは最初のうちこそちょっと緊張しますが、すぐに慣れて一緒になってワイワイと遊ぶようになります(^_^)。学校が違っても、言葉が通じなくても、子供は子供。すぐに共通の遊びを見つけ、一緒に混じって遊ぶようになっていきます(^_^)。ちなみにこの写真の子どもたちは全員が違う学校・違う学年ですが、くまさん横浜ではこのような光景は珍しくありません。

 

 くまさん横浜では、私達、放課後等デイサービスの役割の一つに、この「学校や学年を超えた地域のお友達と人間関係を構築できる」ことがあると考えています。

 

 子どもたちが子供でいる時期は本当に短く、あっという間に大人になっていきます。が、彼らは学校は卒業しますが、地域を卒業することはありません。ずっとこの横浜市のこの地域で生きていきます。

 彼らが将来大人になった時に、子供の頃から仲の良い「学校外のお友達」

が近所にいれば、そして、その保護者の方々にも知ってくれている人がいれば、そのことがどんなにか心強いことでしょう。そういったことが、生きていく上で大きな支援となることは間違いありません。

 

 障がいを抱えた子供たちの多くは、生涯にわたって周囲の支援者の助けを必要とします。将来大人になった時、子供の頃から「地域」に根ざした人間関係が少しでもあれば、それは、彼らの生涯を左右するほど大きな助けになります。私たちは横浜市の片隅の小さな小さな零細事業所ですが、このようなことに微力でもお役に立てれば良いなと思い、毎日の子供の療育活動にあたっています。

 

 今週からまた学校が始まり、子どもたちは学校に戻っていきます。学校を超えた交流ができたこの夏休み、子供たちの心に良い思い出と体験が残ればいいなと、くまさん横浜の職員は、みんな祈るような気持ちで思っています(^_^)。

 


※くまさん横浜では、児童の写真は保護者の許可を得て掲載しております。
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