ねんどあそび

ねんどあそび












 

【ねんど遊び】

 

 暑い日が続きます。横浜市でも日中は40℃近くなる日もあるため、この季節は外に出るのが難しい日もあります。そうした日は子どもたちは室内で活動を行っています。

 

 くまさん横浜の活動は多岐にわたり、リトミックやサーキットなどの活動もありますが、「座って行う」活動も大切と考えています。一つの物事に黙って黙々と集中して取り組むこと。これはたとえどんな分野であれ、将来、大人になった時に必要とされる能力です。児童の好みや特性に合わせてこういう機会をできるだけ設けるように心がけています。

 

 この日は「ねんど遊び」の活動でした。ふだん、ねんど遊びは机で行うのですが、この日はシートを床に敷いて始まりました。みんな白い紙ねんどを、思い思いの形に作っていきます。ねんど遊びは集中力だけでなく創造性も養い、また指先の巧緻性の良い訓練ともなります。集中し始めると脇目もふらず、言葉も発せずに黙々と作り上げていく姿は、そばで見ていて凛々しい感じからします。

 ねんどはブロックのような「すでに形が何かできている」ものではないので、□や○といった形すら、自分で作り始めないといけません。このことは大変難しいことですが、同時にやりがいある作業でもあります。こうした「作る喜び」の一端を、子どもたちは味わっています。

 

 くまさん横浜では、子供たちと様々な訓練を行っていますが、それぞれのプログラムはすべて、子どもたちにとって「楽しい遊び」になるような工夫がなされています。子どもたちはが一生懸命楽しく遊んでいながら、ふと気がつくと、ある種の技能が上達している――くまさん横浜での取り組みは、このようなものでありたいと、いつも職員たちは考えています(^_^)。

 


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