新聞紙じゃんけん

新聞紙じゃんけん


















 

【新聞紙じゃんけん】

 

 最近子どもたちの間とやる遊びの中に「新聞紙じゃんけん」があります。

 

 これは、新聞紙の上に乗ってじゃんけんをする単純な遊びで、ルールは2つです。1つは、自分の乗っている新聞紙の外に足を着いたら負け。つまり新聞紙の外に出てはいけないのです。そして2つめは、じゃんけんに負けると自分の乗っている新聞紙を半分にたたむ、というルールです(笑)。つまり、負け続けるとだんだん自分の乗る新聞紙が小さくなっていくのです。

 

 これが単純なようで、けっこう盛り上がり、頭を使います(^_^)。もともと、じゃんけんは、相手が前回出した手を覚えてパターンを見抜き、自分の手を決める(しかも短時間で)、という少し知的な遊びです。ここに、片足で新聞紙に乗ったりしながら「体のバランスを崩さず維持する」という身体操法の要素が加わります。また、相手や自分の新聞紙がどのくらい小さくなったかを見て「あと1回勝てば勝てるな」とか「次負けたらまずいな」など初歩的な戦略思考も養えます。そもそも、こうしたルールを理解すること自体知的な作業で、立派な訓練です。

 

 もちろん知的に障がいを持つ全ての子供たちがこのゲームをできるわけではないのですが、ご覧のとおり何人かの子どもたちが、夢中になって職員と楽しみ、夏の午後を過ごしています。

 

 くまさん横浜では、それぞれの子供達の障がいの特性や程度を配慮し、様々な支援-訓練活動を行っています。子どもたちが飽きずに楽しみながら、しかも訓練になるような様々な「遊び」を用意しています。くまさん横浜は、この夏休みも大勢の子供達で賑わっています(^_^)。

 


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