「みそしるうどん」作り

「みそしるうどん」作り

 

【みそしるうどん作り】

 

　先日、フルーチェ作りで小学生たちの調理活動をご紹介しましたが、調理の活動は、中高生のデイサービス　くまさん横浜NEXT　でも行っています。

 

　先日は「みそしるうどん」を作りました。みそしるは、実は、「切る」「煮る」「味付けする」 などもっとも基礎的な「調理」の技術がたくさん詰まっており、かつ失敗の少ない料理の一つです。くまさん横浜では最後の仕上げにうどんを入れて、ちょっぴり「味噌煮込みうどん風」にしていただきます。

 

　最初に、ボードに手順を書いて生徒たちに説明をします。これは、作業のプロセスを予めわかってもらうためです。

　そして野菜を洗い、包丁で切っていきます。切れたらコンロに火をつけて水の入った鍋を沸かし、味噌を入れて溶かします。こうして作ったみそしるを一度いただいてから、二杯目の前にうどんを入れて茹でます。

 

　くまさん横浜では、中高生のクラスになると、こうした包丁や鋏、カッターなどの刃物、それから火なども生徒が自分自身の手で使っていきます。もちろん先生がそばにつきながら注意して行っていきます。これは、将来の「身辺自立」を考えた時、家庭の中にあるこうした「危険な道具」も徐々に使えるようにしていく必要があり、中学生くらいからは「慣れて」おいた方が良いと考えているからです。

 

　またこうしたことをきっかけとして、子供たちが「調理」の世界に興味を持ち、厨房などで働くきっかけになれれば、こんなに嬉しいことはありません。

 

　部屋いっぱいにみそしるのいい匂いが立ち込め、生徒たちがみんなおいしくいただいている姿を見ると、この子たちが大人になった時、自分でこのようなプロセスを習得して、何か一品作れるようになればいいなーと思わず祈るような気持ちになります。

 

　くまさん横浜NEXTでは、今日も生徒たちが幅広い課題に挑戦し「将来に向けての練習」をしています（^_^）。

 

 ※今春にオープンした、中高生専用のデイサービス　くまさん横浜NEXT　では、現在、中高生の生徒を募集中です。ADL・IADLを中心とした、様々な課題に子供たちが取り組んでいます。各曜日にまだ空きがありますので、保護者の皆様は、どうぞお気軽にお問い合わせください（^_^）。