「感謝の日」カード制作

「感謝の日」カード制作


















 

【「感謝の日」カード制作】

 

 先週末は「父の日」でした。くまさん横浜ではお父さんだけでなくお母さんやご家族の方にも感謝の気持ちを表そう!と「感謝の日」と名づけ、子供たちがご家族のためにカードを制作しました。

 

 今回のカードのデザインは、考えた末に子供たちの「手形」にしました。子供たちが、絵の具を使って、自分の手形を色画用紙につけていきます。それを一旦乾かし、そこにシールなどを貼ってデコレーションしたり、絵を書き加えたりして、思い思いのデザインでカードを作り込んでいきます。

 最後にハサミでまあるく切り抜き、ラミネートしてヒモをつけ、カードのできあがりです。短いヒモだとしおりのように使えますし、長いヒモならご家族の方に首から下げていただける、楽しいメダルのようなカードができあがりました(^_^)。

 

 幾つかのプロセスを経て作る複雑な工作は、それ自体が子供たちの訓練となります。色やデザインの感覚を養ったり、シール貼りなどで指先の訓練にもなりますが、それだけでなく制作過程そのものが「これをやったら次にこれ」という「順序」の概念を覚える良い訓練となります。

 

 それぞれのプロセスでは、児童の発達や嗜好に応じて難易度を調整した作業を取り入れています。例えば「手に絵の具をつけて手形を押す」のが難しい児童もいますが、その場合は「ビー玉に絵の具をつけてコロコロ転がす」作業にしてデザインしました。また、シールよりもお絵かきが好きな子は、「書き込み」でデザインしたり、ハサミが使えない子は先生方が手伝ったり・・・です。

 それぞれの児童が好きな方法、できる方法で思い思いのカードを作ってくれ、みんな笑顔で活動に取り組めました(^_^)。

 

 作ったカードはみなさんのおうちに持って帰ってもらいました。きっとご家庭でお父さんやお母さんのプレゼントにして「しおり」などで使っていただいたり、首に「感謝のメダル」としてかけていただいたりしたのではないかと思います(^_^)。ささやかな工作ではありますが、ご家庭で児童の活動や成長を感じていただけるものになればよかったと思います。

 

 沖縄ではすでに梅雨明けしたというニュースを聞きましたが、横浜はまだ雨がちな日々が続きます。この季節、くまさん横浜では子供たちが室内でもこうした活動に取り組んでいます。学校が終わったあとの放課後の時間、子供たちが充実した時間を過ごし、訓練活動を続けていくことが将来のためにつながればいいなと考えています(^_^)。

 


※くまさん横浜では、児童の写真は保護者の許可を得て掲載しております。
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