ザ・デスクワーク

ザ・デスクワーク

 

【ザ・デスクワーク】

 

　くまさん横浜では、子供たちの活動の一環としてさまざまな「デスクワーク」を行っています。この「デスクワーク」には「紙を折る」「封筒に入れる」「ハンコを押す」「シュレッダーををかける」「パンチでの穴あけ」「紙の裁断」・・・などがあります。

 

　こうした活動は「玩具での遊び」 とはまた違う活動ですが、いわゆる「実践的なお手伝い」として、ご家庭での「お手伝い」に直結するものであり、またひいては将来の「就労」「職業訓練」にもつながる技術と考えており、積極的に取り入れています。

 

　たとえば「押印」は「スタンプ遊び」の要領で行いますが「スタンプ遊び」と違い、好きな場所に好きに押して良いわけではありません。ハンコを押す位置や向き、角度などを先生が指定し、そのとおりに押さなければなりません。これがなかなか難しく、良い訓練となります。

　もちろん最初はうまくできない子もいますが、横についた先生が手を添えて一緒に手伝います。子供によっては慣れてくると上手に押せるようになっていきますので、くまさん横浜では、保護者に出す公式の請求書や領収書の押印も子供たちをワークとしてやってもらっています。

 

　また「書類の裁断」は、ディスクカッターで、また「パンチで穴あけ」は、紙をパンチ器に、一枚一枚それぞれの器械の指定位置に合わせて作業します。目盛りに紙を精密に合わせたり、ズレないように手で押さえて作業をすること自体が障害児にとっては大変なことですが、これも良い訓練です。オフィスやご家庭にあるこうした機器の使用に少しずつ慣れていくことも、将来の社会生活の練習として役立ちます。

 

　くまさん横浜では、子どもたちがこうした作業を楽しみながら「遊び」の一環として活動できるよう取り組んでいます。子供たちが楽しく遊びながら、でも、気がつけばよい訓練になっていた、という活動が、くまさん横浜が理想とする活動です（^_^）。

 

　保護者の皆様、くまさんからの請求書や領収書のハンコがたまにずれていたり、斜めになっていたりすることがあります。また、お手紙の折り目がズレていたりすることもあります。それは、このように子供たちの一生懸命の活動の結果ですので、温かくお許しいただければと思います（^_^）。どうぞよろしくお願いいたします。