タテに積む。

タテに積む。














 

【タテに積む。】

 

 くまさん横浜では、時々、子供たちの療育活動で「積み木」を行っています。

 

 積み木は、パズルなどと違い三次元の立体なので、子供たちの「空間把握能力」を鍛える良い訓練になります。

 また、パズルやブロックのように、パーツがしっかりとはまってはくれないので、載せていく際に微妙な力加減や重心の感覚が要求され、指先の巧緻性の良い訓練となります。

 

 実際に子供たちに積み木を与えてみると、みんな高く高く積んでいきます(笑)。隣のお友達と競争したりすることもありますが、ただ単に「早く積む」だてげは早く崩れてしまいます。お友達より最終的に「高く」積むためには「早くかつ正確に」積み上げていかなければなりませんが、これがまたなかなか難易度が高く、みんな集中して行っています。

 

 子供たちは「崩れる限界まで積んでいく」のがとても楽しいようで、また、出来上がったものをガシャーンと「崩す」のもとても好きです。こうしたことを繰り返しながら様々な感覚を養っているのだなあ、と観察しながら思います。

 

 積み木は基本的には机の活動なのでデスクでやってもらうのですが、中には床から積み上げて、自分の身長近くまで積んでいく子もいて、こうした「タテに積む」能力の高さに驚かされることもしばしばです。

 

 知的に障がいを持つ子供たちはよく「集中力がない」「続かない」ケースが良くありますが、興味を持ったものに対しては、一旦集中すると周囲の大人が驚くほどの集中力を見せる場合があります。いつもはおしゃべりする子供たちが、じっと黙って積み木に集中し、積み木を組み上げていくのを見て、きっと今、脳の中でシナプスがプチプチと音を立ててつながって行っているのかなあ、と想像しています。

 

 くまさん横浜は、子供たちの「身体感覚」を様々な角度から刺激し、脳と体の成長を支援している放課後等デイサービスです(^_^)。

 


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