ノコギリ引きの練習

ノコギリ引きの練習


















 

【ノコギリ引きの練習】

 

 くまさん横浜ではビルの1Fにガレージがあり、送迎車が停めてあります。毎日子供たちを載せた送迎車がそこから鎌倉街道に出入りしているわけですが、新緑の季節になり、そのガレージ出口近くに生えている樹が生い茂ってきました。車の出入りに視界が悪くなってきたので、先日、枝を払い、その始末を子供たちに手伝ってもらいました。

 

 先生方が払った枝を、子供たちがのこぎりで小さく切り分けます。そしてゴミに出せるサイズにしたら、ごみ袋に詰めていく作業です。

 

 障がい児たちは、ふだんなかなか「刃物」を持たせて貰う機会が少なく、ノコギリでギコギコと枝を切っていくのは男の子も、女の子も、貴重な体験です。もちろん先生方が一対一でそばにつき、手を添えて手伝ったりもしましたが、できるだけみんな「自分の手でノコギリを使う」ことに挑戦してもらいました。

 

 生木の枝はなかなか丈夫で切りにくいのですが、細い枝を選んで一生懸命ギコギコとノコギリを往復してもらいます。

 

 ノコギリを上手にを使うには、「ノコギリを往復させる方向」だけでなく「往復させつつ、枝に食い込ませていくように押し付ける」に方向に力をかけなくてはいけません。最初はこの力の入れ具合がわからず、ノコギリが枝の表面を滑ってしまうのですが、次第に慣れてくると、上手に切れるようになっていきました。

 

 

 こうしたことに慣れていくと、今後「工作」や「大工仕事」などのお手伝いができるようになっていくかなあ、と先生方は考えながら、色々な太さやサイズの枝を切ってもらいました。

 

 くまさん横浜では、できるだけこうした「生活に密着した技術」を日中活動に取り入れるよう配慮しています。みんなが「自分ので何かを作り出していくこと」の喜びを少しでも感じてくれたり、ご家庭での「お手伝い」に役立つ技術を身に着けてくれれば、と願っております(^_^)。

 


※くまさん横浜では、児童の写真は保護者の許可を得て掲載しております。
当ページで使用している写真の無断コピー/使用はご遠慮ください。