助け合うこと
助け合うこと
【助け合うこと】
障がい児に限らず人間にとって「他者と助け合う」ことは生きていく上で大きなテーマのひとつです。
くまさん横浜では、指先の巧緻性の訓練のために「野菜切り」の療育玩具があり、中高生専用の放課後等デイサービス くまさん横浜NEXTでも使っています。
これは、プラスチックで作った野菜がマジックテープでつながっており、そこにプラスチックの包丁を入れると「ザクッ」と音がして切り離される玩具です。野菜の細い「切れ目」に上手に包丁を差し込まないと切り離せないため、ここでなかなか指使いの正確さが要求される療育玩具です。
K君が課題でこの「野菜切り」に取り組んでいると、R君が応援に来てくれました。なかなか悪戦苦闘しているK君に「そこ、斜めに入れて」「押さえててあげるから、タテに入れなよ」「もう少し右だよ。がんばれ!」--と、R君もつい熱が入って一生懸命になります。K君の課題がいつの間にか「共同作業」になってしまいましたが、二人のこうした「熱い友情」を先生たちも微笑ましく見守り、温かい空気が流れました(^_^)。
二人は学校が違う中学生のお友達どうしで、くまさんで週に数時間しか顔を合わせません。でもおうちが近く、送迎車がいつも同じ車になる間柄で仲良くなりました。
こうして「頑張っている他者を助ける」関係を育むことは、個々の技術獲得を超えた重要性があります。将来、社会に出た時に「人と助け合う」ことに慣れておくことも、大切な「生活技術」の訓練のひとつとくまさん横浜では考えています。
くまさん横浜では現在、横浜市の5つの区(港南区・栄区・戸塚区・磯子区・南区)の12の学校から児童-生徒が集まっています。学校や学年や年齢を超え、さまざまな地域や家庭環境の子供たちが集まって、ともに日中活動に励んでいます。学校だけでは会えない、地域だけでは会えないお友達とともにこうした活動が行えて、様々なお友達ができていくことも、放課後等デイサービスの大切な役割です。こうしたことが将来、子供たちが生きていく力につながればと職員一同願っております(^_^)。
※中高生専用の放課後デイサービス くまさん横浜NEXT では、現在、生徒を募集中です。各曜日にまだ空きがありますので、保護者の皆様は、どうぞお気軽にお問い合わせください(^_^)。
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