正月のお茶会
正月のお茶会
【正月のお茶会】
お正月です。今週、くまさん横浜では子供たちと「お茶会」の活動を行っています。お茶と言っても「抹茶を点てて飲む」という、ちょっと変わった活動です。
小さな缶から茶杓で取ったパウダー状の抹茶を抹茶茶碗に入れ、ここにポットのお湯を注ぎます。ここから茶筅でお茶を点てるのですが、色を変えたオレンジ色の床マットの上に正座をしてサラサラサラとお茶をかき混ぜていきます。自分で茶筅を使うのが難しい子は、先生が手を添えて一緒に行います。
一通り表面が泡立ったら、両手で茶碗を持って飲んでみます。子供にとってはどんぶりのような、両手で持つようなこんな大きなお茶碗はめったに使いません。でも先生に促されて、不思議そうに中を眺めながら恐る恐る飲んでいきます。一口飲んで「うぇー」「にがいー」「さとういれてよー」という悲鳴もあがりましたが(笑)、味が気に入ってお代わりする子もいて、先生たちもビックリです。あんまり飲むと、今晩おうちで眠れなくなるんじゃないかと心配するほどお代わりする子もいました(笑)。
こうして、みんなでわいわい言いながら抹茶を飲んでいるのですが、子どもたちは茶筅でかき混ぜる作業が面白いようで、夢中になって泡立て続ける子もいました。飲み終わったら「結構なお点前でした」という言葉を教えると「けっこーなおてまえれした」と、みんな上手にご挨拶することができました(^_^)。
バックミュージックとして、宮城道雄の「春の海」の箏曲をかけ、琴の音を聞きながらつかのまの「お茶席」で、子供たちと一緒に「お正月気分」を味わっています。
くまさん横浜では、こうした「なかなかご家庭でできない活動」も行っています。将来、子どもたちが「抹茶茶碗」を見た時に、この琴の曲と抹茶の苦さを思い出してくれたらいいなと思っています(^_^)。
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