紅葉を見に。
紅葉を見に。
【紅葉を見に。】
だいぶ寒くなってきましたが、天気の良い日は気持ちの良い青空が広がります。そんなある日、最後の(?)紅葉見物に、子供たちと「プチピクニック」に出かけました。
目的地は円海山という、洋光台の南にある山(海抜153.3m)です。山に行く途中の道すがらも、街道の銀杏並木が黄金色に染まっています。しばし車を止めて子供たちと休憩です。「うわー。きれいだねー」「すごいねー。真っ黄色だねー」と、地元出身の職員たちもつい見とれてしまうほどで、みんなで記念写真を撮りました。
市街地から次第に山の中に入って行くと、あちこちに赤くなったり黄色くなった葉っぱが見られます。「ほらー、あそこは赤いよ」「こっちの黄色いのもキレイですね」と、山肌の色合いを楽しみながら進み、山頂の広場までたどり着くことができました。
円海山は、横浜市磯子区と港南区と栄区の3つの区の区境の近くに位置しています(ローカルな話ですみません)。南側には横浜市内最大規模を誇る緑地「金沢市民の森」や「瀬上市民の森」が広がっています。
「横浜最高峰」の159.4mとほぼ同じ高さであるばかりではなく、北側の眺望が開けているため、横浜市街や海の方面がよく見えます。遠くまで遮るものがなく見晴らしが良いので、山頂にはFMヨコハマやNHKのFMラジオの送信所が置かれているほどです。
さすがに山の上は少し肌寒かったものの、風もなく穏やかな日でしたので、眺めを楽しむだけでなく、落ち葉やどんぐりを拾ったりして楽しみました。やはり子供たちは、自然の中に入ると表情が和らぎ落ち着いてきます。秋は色々な学校行事がある季節でスケジュールがふだんと違うため、少し不安定になる子もいたりしましたから、こうした「穏やかに落ち着く時間」も取りたいなと思っていました。
この日は平日だったので、あまり時間がなく長居ができなかったのですが「暖かくなってきたらお弁当やおやつを持ってこようか、そしたら本格的なピクニックだねー」などと紅葉を楽しみながら楽しいおしゃべりをし、山を降りてきました。
くまさん横浜では「歳時記のあるデイサービス」として「季節の移り変わりを子供たちに感じてもらうこと」を大切なテーマにしています。せっかく四季の美しい日本に生まれたのだから、春夏秋冬の変化を子供たちに沢山体験して欲しいと考えているからです。
くまさん横浜のある港南区は横浜市内でも端っこの方で、どちらかと言うと鎌倉や大船の街に近い場所になります。「横浜」と言うと海や港のイメージがありますが、どちらかと言うと山がちな坂の多い街になります。ですから、学校帰りの子供たちを連れてたまには山にこうして「プチピクニック」に行ったりして、リフレッシュしてもらっています。
障がいを持った子供たちが、たまには学校帰りに海や山に寄って帰る---くまさん横浜は、そんな素敵なデイサービスです(^_^)。
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