庭でのシャボン玉
庭でのシャボン玉
【庭でのシャボン玉】
くまさん横浜では、天気の良い日によくお庭でシャボン玉を行います。
子供たちも大好きで、シャボン玉をやるとなると喜んで庭に駆け出していきます。
渡した容器にストローのような吹き口を差し込み、先の口によく液をつけてから、そろそろと吹いていきます。息の吹きかげんによって、大きな玉ができたり小さいものができたりしますが、このコントロールがなかなか難しいのです。ププーッと強く吹いてしまうと、シャボン液が吹き飛んでしまい、息がすーすー出るだけですし、ゆっくり過ぎてもうまくいきません。
このことがわかると子供たちは、夢中になって息のコントロールをはじめます。息をできるだけ細く静かに、ゆっくりと吐きつづける・・・・実は、これは知らず知らずのうちに「呼吸法」のトレーニングになっています。
座禅やヨガ、武道などでも実証されているように、「呼吸のコントロール」はメンタルコントロールに効果があります。それですぐに知的障害が改善される、などということはありませんが、大きなシャボン玉を上手に作れるような息の吹き方は「アルファ波」が出るような腹式呼吸に近づいていきます。
そのため、くまさん横浜では「シャボン玉遊び」は、子供たちの脳の成長(刺激)などを目的としており、飽きるまで楽しんでもらうようにしています。ふだん意識しない自分の「息(=呼吸)」が見える形になる、これがシャボン玉遊びのもっとも大きな特徴です。
くまさん横浜の療育活動は「子供たちが楽しめる」ことをモットーにしているため、一見ただ遊んでいるように見えますが、実は心身や感覚の発達を念頭に置いた目的があって用意されています。
子供たちがくまさん横浜で夢中になって遊んでいるうちに、それぞれの能力を、笑いながら伸ばしていけると良いなといつも考えています。(^_^)
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