ハナマサにお買い物に行きました

ハナマサにお買い物に行きました














 

【ハナマサにお買い物に行きました】

 

 くまさん横浜では児童たちとよく「お買い物」に行きます。先日は業務用スーパーの、ハナマサ・港南台店様におじゃましました。

 

  いつもスーパーに行くとおやつを買っているのですが、この日は今週やっている「芋煮」の材料の買い出しです。いつものお菓子売り場ではなく、肉や野菜などいつもご家庭で子どもたちが出かける売り場に、先生方とお買い物をしました。

 あらかじめ書かれたメモに従って、ネギ、里芋、牛肉、こんにゃく、厚揚げ・・・などを買っていきます。今日はお菓子を買いに来たのではないので、欲しいものが目に入ってもじっとガマンの子、です。最後にレジを済ませてお支払いをし、みんな上手にお買い物ができました。

 

 お買い物は、実は幾つもの課題と目標が設定されている活動です。

 

 まず「決められたもの」しか買いません。お店に入ると魅力的な陳列や包装の様々な商品が並んでいて、子どもたちはぜーんぶ欲しくなってしまいます。でも、くまさん横浜のお買い物では「買いたいもの」を買うのではなく「買うべきもの」を買うのです。これはちょっとおカタく言うと「欲求に打ち勝って目標を達成する」習慣づけになりますし、いわゆる「ガマンの練習」にもなります。

 

 次に「周囲に配慮して行動する」ことも課題です。棚に気を取られているうちに、通路を歩いてくる人にぶつかってしまったり、知らず知らずのうちに人の通り道をふさいだりしないように気をつけなければなりません。また、大声を出したりしてはいけませんし、買わないものを勝手に手にとっていじってもいけません。こうしたことも「社会性」を意識した訓練になります。

 

 最後はレジで「お金の支払い」です。これは、代金がいくらとかどのお札がいくらかは分からなくても、「スーパーのものはお金と交換に手に入れる」ということを覚える教育機会になります。家の中とは違い、欲しいものを勝手に持って行ったりしてはいけないのだ」ということを覚える機会になります。

 

 子供たちに対して「お金」について教えることは賛否両論あるかもしれません。もちろん、障がいある子どもたちが「お金の性質」というものを全て理解するのは難しいかもしれません。

 しかし一つ確実に言えることは、この子たちが将来、社会に出た時には確実に「お金の仕組み」の中で生きていくことになりますから、遅くとも小学校の高学年ころからは「お金と交換にモノを買う」ということを覚えておくことは大切、だとくまさん横浜では考えています。

 こうしたさまざまな目的のある「お買い物活動」。でも、実際には多くの子どもたちに人気の活動です(^_^)。

 

 地域の皆様、ご近所のスーパーの皆様、時々、オレンジ色の制服を着た職員に連れられた障がい児たちが、お邪魔させていただくことがあると思います。できるだけ皆様のご迷惑にならないよう気をつけておりますので、どうか、温かい目で見守っていただけるとありがたく存じます。<m(_ _)m>

 ※くまさん横浜では、近隣で「障害児の買い物活動」にご協力してくださるお店を探しています。おやつや食料品、日用品などのお店でしたらぜひお知らせください。ご訪問の折にはこうして写真を撮って当ブログに掲載させていただけたらと存じます。お気軽にメールください。

 


※くまさん横浜では、児童の写真は保護者の許可を得て掲載しております。
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