種まきしました

種まきしました






















 

【種まきしました】

 

 くまさん横浜では、このたび、いつもの「くまさん農園」とは別に、大家さんのご許可を得て、庭に小さな畑を作らせていただきました。

 プールやシャボン玉などをやっているいつものお庭の周囲に、2Fの「くまさん農園」とはまた別の小さな菜園をこしらえました。

 そこで、昨日さっそく、秋の野菜の種まきをしました。あらかじめ子供たちに説明をしたあと、土を耕して「うね」を作っておいた畑に、子供たちにハツカダイコン・レタス・カブ・菜の花・・・などの種をまいてもらいました。そしてそっと土をかぶせたあとにじょうろでたっぷり水を注ぎました。職員が手作りで作った野菜の写真入りの木の看板が、どこに何が植わっているかを表示しています。きっと来週には芽が出てくることでしょう。

 今日から、子供たちは毎日、水やりが日課となりました。自分たちが種をまき、水をやっている植物がだんだん大きくなっていく、という楽しみを子供たちにも体験してもらいたいと考えています。幸い、くまさん横浜の入口ドアのすぐ前の庭なので、子供たちが来るたびに確認できます。みんな野菜のでき具合を気にしてくれるかなー? と職員たちも期待しています(^_^)。

 こちらは2Fの大きな「くまさん農園」とは別に「くまさん第二農園」と名付け(笑)、また子どもたちの大切な「農業体験」「食育」の場にしていきたと思います。

 くまさん横浜の農園は方針として「農薬」「殺虫剤」「消毒剤」のたぐいを一切使用いたしません。というのは、子供たちに、ぜひ葉っぱに触ったり、鼻を寄せて匂いを嗅いでみたり、ちぎってなめてみたり口に入れてみたりして欲しいからです。もちろん無農薬なので虫がついたりするかもしれませんが、それもまた自然の一部なんだ、ということを分かってもらえればと思っています。

 収穫の時期には、またみんなで「収穫」の日中活動をいたします。そして採れた野菜は、それぞれのご家庭に持ち帰ってもらう予定です。お母様方の晩ごはんのご期待に応えられるかは分かりませんが(苦笑)、楽しみにお待ちください(^_^)。

 くまさん横浜では、農作業にはいろいろな療育効果があると考えています。畑で野菜を育てると、いやおうなしに天候や四季の移り変わりを気にしたり、土の感触・匂いなどを身近に感じることができます。水やりなどをして「手をかけて育てる」ことも覚えます。また「お友達や先生と一緒に何か共同作業をする」ことも体験できます。そして収穫したものを口にして食べることもできます。きっと自分で育てた野菜の味はひとしおだと思います。

 くまさん横浜は鉄筋コンクリートのビルの3Fにある小さなデイサービスです。ふだんはなかなか子供たちがこうした体験をすることができません。この小さな農園が、少しでも子供たちの成長にとって豊かな経験の場となればと職員一同願っております。最後になりましたが、ツバサビルの大家さん、田中社長様の温かいご厚意に、子どもと職員を代表して心より感謝申し上げます。


※くまさん横浜では、児童の写真は保護者の許可を得て掲載しております。
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