ペットボトルつぶし

ペットボトルつぶし


















 

 くまさん横浜では、先日、感覚統合訓練の一環として「ペットボトルつぶし」の活動を行いました。

 

 これは、きれいに洗ったペットボトルを手や足でつぶし、その身体感覚を味わうという活動です。この日のためにたくさん用意した空のペットボトルを、児童たちに渡してたくさんつぶしてもらいました。

 

 みんな、最初はおっかなびっくりでそーっと試しに行っていましたが、だんだん楽しくなってきて、いくつもいくつも夢中になってつぶす子が何人かいました。ふだんなかなか味わえない感覚を確かめるようにしながら、足で踏んでみたり、手で折りたたんでみたり・・・つぶれる時にパキパキと音がしますので、触知覚だけでなく聴覚も刺激されます。また、適当な弾力もあり、曲げても戻ってきたりするので、そこをまたとらえて再度つぶしてみたり・・・と、なかなか盛り上がりました。

 特に男の子はこうした何か形あるものを「壊す」活動に興味を持つ子が多く、当日も、多くの男の子たちが勇ましく(笑)、パキパキとペットボトルをつぶしていました(^_^)。

 

  楽しんであらかたつぶし終わったあとは、大きなゴミ袋に入れる「おかたづけ」。もちろんこれも訓練の一環です。自分でつぶしたペットボトルを、ゴミ袋に上手に入れてもらいました。片手で袋の口を広げ、片手で落ちているペットボトルを拾って入れていくのは児童によっては困難を伴います。職員が手を添えてお手伝いをしました。

 

 くまさん横浜では、様々な角度から障がい児の発達-成長を支援する療育活動を行っています。子どもたちが楽しみながら、将来大人になった時に必要とする技術や能力をここで育てられるように、と職員たちも日々の活動に工夫をこらしています。

 


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