お洗濯のお手伝い

お洗濯のお手伝い

















 くまさん横浜には洗濯機が一台あります。毎日の台ふきんやタオル、昼寝した児童が使ったタオルケットや毛布、ビーズクッションのカバー・・・などなど、実はこうしたデイサービスでは意外と毎日色々と洗濯物が出ます。

 それらを洗濯機に入れて洗ったり、それを干したり、さらに乾いたものを取り入れてたたんだり・・・という「お洗濯」の作業を、先日、子どもたちの活動として行いました。

 洗濯機は「放り込めば自動で洗える」ものではありますが、それでも、①電源コードを接続し、②水道栓にホースをつけて蛇口を開け、③洗濯物を入れたらスイッチを押して水の量と洗剤の量を決め、④規定量の洗剤を量って入れて・・・・と幾つものプロセスが必要です。こうした順序を覚え、手際よくこなしていくにはやはり訓練が必要です。そして、⑤洗い上がったものを洗濯機から出して運び、⑥ピンチハンガーに1つずつかけて庭に干し、①⑦乾いたら取り込んでたたむ というところまでやって一連の「お洗濯」という作業が完了します。

 

 こう書き出すだけでも色々ありますが、さらに、一つ一つの項目で「しっかり蛇口を開ける」「確実にスイッチを押して表示と音で確認する」「ピンチハンガーの洗濯ばさみをしっかり摘んでふきんを挟む」「乾いた布巾をきちんと畳む」・・・など、手先のおぼつかない児童たちにとっては、その一つ一つの項目すら注意することがたくさんあり、なかなか複雑で大変な作業となります。

 「お洗濯」は一生行う作業ですから、広い意味での「生活動作訓練」とくまさん横浜では考えています。こうしたことを小学生のうちからお友達と一緒に楽しみながら訓練し、身につけておくことは、将来必ず子どもたちの人生で役に立つことと信じています。

 最初は難しいことでも、同じことを繰り返していくうちに、失敗が少なくなり作業に慣れてきます。もちろん「飽きてしまう」子もいますが、そこは上手に子供の機嫌や体調を見ながら、根気よく続けていくと、知らず知らずのうちにできるようになっていきます。

 くまさん横浜でのこうした訓練によって、ご家庭で「お手伝い」に興味を持ち、進んでお手伝いしてくれるようになったら、職員にとってもこんなに嬉しいことはありません。

 関東地方も梅雨が明けました。今週は、先週とは打って変わってカッと暑い太陽が照りつけています。洗濯物がよく乾く季節になりました。これからの季節、子どもたちとたくさんのお洗濯を行っていきたいと考えています(^_^)。


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