手を使う。

手を使う。









  色鉛筆やカラーサインペンで文字を書く、絵を描く。はさみで紙を切る。ボールや粘土で遊ぶ。雑巾がけをする。型はめの活動をする。カードゲームで遊ぶ。新聞紙を破り、牛乳パックに詰める。レゴブロックを組み立てる。公園の遊具を握ったり、砂場の砂に触れる。階段の手すりを握る。プチプチを一つひとつつぶす。トイレの便座を上げ下げする。時には、いたずらで室内の照明のスイッチに触れる。などなど。

 
 子どもたち(すべての人)は、生活時間の中で、意識・無意識を問わず、手を使います。文具や玩具や遊具など、様々な道具と手指の感触を感じながら、握る強さや物との距離感などをバランス良よく感じとったり、そうでなかったりしながら、その人なりの生活動作に反映されています。毎日、実に多くの手を使う動作が繰り返されています。

 

 手には幾多の神経が通い、感覚統合の観点からも大切な役割を担い、手を動かすことでの脳への刺激も促されると考えられます。子どもたちが好きなことをしている時、玩具や遊具や、道具を媒介に集中して物事に取り組んでいます。児童それぞれで、対象物の使い方・使いこなしに差異はあります。約束事が伴う集団活動の中では、個々の思い通りにならない場合もあります。

 

 それでも、たとえその通りの使い方をしなくても、それがその児童にとって「心地よい時間」「集中できる時間」であるならば、居場所をつくることになるのならば、私たち職員はその児童の様子を観察しながら、「手を使う場」を出来る限り、提供していきたいと考えています。

 くまさん横浜は、児童の成長をトータルに考えている放課後等デイサービスです。

 


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