イス作りの活動

イス作りの活動


























 

 玄関で児童が靴の着脱をする時に使う椅子がだいぶ傷んできたので、日中活動で児童たちと一緒に作ることにしました。
 
 児童のイスは「動かしやすく」「軽く」「安全」なものである必要があります。
 今回は、職員たちが考えて、ダンボールの箱の中に丈夫な紙の筒を切ってタテに並べ、フタを閉めて全体を布で覆って作ることにしました。そしてノコギリを使ってその「筒を切る」ところを、お庭で児童たちと一緒に行いました。

 

 障がい児童は、ふだんなかなか「刃物」を持たせて貰う機会が少なく、ノコギリでギコギコと紙の筒を切っていくのを、男の子も、女の子も、興味深そうに眺めます。児童によっては職員が手を添えて手伝ったりもしましたが、みんな自分の手でノコギリを使うことに挑戦しました。さすがに中学生のお兄ちゃんたちは、先生の手を借りず自分で抑えながらノコギリで正確に線のとおりに切る、という難しい作業を上手にやってくれました。

 

 ちくわのような筒がどんどん出来ていくと、覗いて「望遠鏡遊び」をする子も居たりして、なかなか盛り上がりました(笑)。箱に並べたら、布で覆って素敵なイスのでき上がり! これでまた毎日使うものが一つできました。

 

 くまさん横浜では、できるだけこうした「生活に密着した技術」を日中活動に取り入れるよう配慮しています。みんなが「自分で作ったものを使う喜び」を少しでも感じてくれるといいなと願いつつ、職員たちは、児童の作ってくれたイスを並べる喜びを今日も感じています。

 

 


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