工藤素加さんのこと

工藤素加さんのこと










 

【工藤素加さんのこと】

 くまさん横浜では、地域の方に障がいや障がい児のことをもっと知ってほしいという思いがあり、常時、ボランティアの方を受け入れています。ボランティアには「障がい児にちょっと興味がある」という方から、「本格的に学びたい」という方まで、いろいろな方がおいでになります。年齢層も高校生から退職された方まで幅広いです。中には「将来、特別支援学校・養護学校の教員になりたい」という若い大学生の方々がいらっしゃることがあります。今日はそんなお一人、工藤素加(くどうもとか)さんをご紹介します。

 工藤さんは現在、くまさん横浜の近くにある鎌倉女子大学の3年生で、将来、特別支援学校の教員を目指して勉強中の21歳の大学生です。今年4ヶ月ほどの長い間、くまさん横浜に定期ボランティアとしてお越しいただきました。くまさん横浜では「もとか先生」と呼ばれています。

 ご覧のとおり、笑顔が素敵な可愛らしいお姉さんで、あっという間に子どもたちの人気者になりました。子供たちが見つけるといつも「もとかせんせー ^_^」と走って抱きついていき、もとか先生も「はい、○○さん、こんにちはー」と笑顔で答えています(^_^)。

 一方、もとか先生は頭脳明晰な優秀な学生さんで、長い間通っていただくうちに、それぞれの児童の障害特性を覚え、児童別に上手な障がい児対応ができるように上達されました。20年の養護教員歴を持つ職員も感心したほどです。

 障がいの勉強にも大変熱心でいらっしゃり、くまさん横浜では特別に、正職員と工藤さんとの個別セッションの時間を設けました。いろいろな障害特性について、障がい児を支える社会制度について、養護教員の制度や受験について、そして養護教諭という職業について・・・・将来に向けて色々なお話しを聞いていただき、ご本人からも「学校の実習に勝るとも劣らない、良い体験でした」と言っていただきました。

 くまさん横浜では、こうした将来ある若者たちが、福祉の世界を志していただけることをお手伝いしたいと考えています。横浜市の指定事業者である私達の責務として、単に障がい児の療育活動だけでなく、地域や社会に向けたこうした「障がい児の現場」の情報発信もお手伝いできることを目指しています。

 将来、福祉の分野に進もうと考えていらっしゃる若い学生の皆さん、あるいは特別支援学校の教諭を志している大学生の皆さん、ぜひくまさん横浜でのボランティア雨を体験してみてください。くまさん横浜では、単なる「お手伝い」だけではなく、皆さん方の将来のお役に立つような、貴重な学びの機会をご提供いたします。

 もとか先生は教員採用に向けてのお勉強でしばらくボランティアをお休みになられていますが、また近々「復帰」される予定です。きっと将来、障がい児たちの心がわかるすばらしい養護学校教諭になられることと思います。くまさん横浜の児童も職員も一同、皆で応援しています。もとか先生、子どもたちも首を長くして待っています。また近いうちに顔出してくださいねー!(^_^)

 

 ※くまさん横浜でのボランティアについては、こちらをご覧ください。

 


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