シュレッダーがけ

シュレッダーがけ


















 

 くまさん横浜では、児童の手指の巧緻性の訓練の一つとして「シュレッダーがけ」の活動を行っています。

 

 シュレッダーは、紙を口に差し込むとウィーンと音を立てて紙が吸い込まれていきバラバラに裁断されますが、これが子供たちにとってはとても新鮮に感じるようです。この課題を行う際は、職員室からコンセントを外し、シュレッダーを指導訓練室に持ってきます。

 この課題は「注意をしながら投入口にきちんと紙を入れていく」訓練となります。紙を一枚一枚両手にとって、細い口に運んで入れていくのですが、これが口からツルッと外れると入りません。この作業は「手元がおぼつかない」児童にとってはなかなか難しい動作ですから、よい訓練になるのです。

 慣れてくると2枚の紙を同時に入れます。これは、2枚の紙が揃っていないときれいに入らないため「紙をずらさないように揃えて」+「細い口に入れる」という作業になり、より難しくなります。

 「ウィーン・・・バリバリバリ」と比較的大きな音がするため、始めるとたくさんの子供達が寄ってきます。終わったあとにはゴミ箱を見せてあげて、細く裁断された紙片を見せてあげると「ほー」という顔で眺めています(^_^)。

 中にはわざわざ自分で絵を書いた紙を投入し、「あれ~破れちゃうよ~」という遊びをする子もいます(笑)。「自分で書いた絵」が目の前で裁断される臨場感は、また別格のようです。

 くまさん横浜ではこうした何気ない日常の生活動作も訓練の対象としております。この課題をこなした子たちが、おうちに帰ってご自宅のシュレッダーで保護者の方のお手伝いができるといいなと考えております。(^_^)

 


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