【くまさん横浜の年の瀬】

【くまさん横浜の年の瀬】

 くまさん横浜は本日より冬季休業となりました。

 週明け最後の2日間、月・火は毎年恒例の「歳末調理実習」の日となりました。これは、一年の締めくくりに、小学生から高校生まで合同で調理実習を行い、それを皆でお昼ごはんとして食べる行事です。

 27日(月)はカレーライスを、28(火)はやきそばを作りました。

 最初に手順の説明を受けたら、材料ごとに班分かれ、それぞれ協力して調理します。お肉を切る班、ニンジンを切る班・・・皆ピーラーや包丁を使い、材料を細かく切っていきます。

 20人ほどの大勢で調理をやるとにぎやかです。「あーっ、こぼした!!」「ちょっと、もうちょっとそっち行ってよー」「あ、どこいくの!ちゃんと最後まで切ってー」・・・などなど、みんなでワイワイ言いながらやっていきます。

 それでもみんなで道具を順番で使い、交代しながらやると「他人を意識する」ことが始まり、これは社会性も育む第一歩です。手先が上手に使えない子は、職員やお友達に助けられながらがんばる子もいます。みんなで一緒に集団でやることで「こっちちょっと手が足りないー」「早く終わったからそっち手伝うよ!」といった言葉も聞かれるようになっていきます。

 材料ができたらカレーは大鍋で先生が煮込み、焼きそばはホットプレートで先生が麺とともに炒めていきます。しばらくたったらおいしいお昼の出来上がり!みんな笑顔で喜んで食べ、「おかわり!」が相次ぎました。きっと自分で作ったお昼ごはんはひときわ美味しかったことでしょう。

 子供の昼食は、レトルトやインスタントで出してしまえば実は簡単にすませられます。

 が、やはり子どもたちにはできるだけ「手作りのもの」を食べてもらいたいですし、しかもお友達と一緒に自分も参加して「料理を作る」体験ができることは、とても大事なことだと考えています。こうした活動を通じ、社会性や友情が育まれていく様子を見ていますから、くまさん横浜ではわざわざこうして手間をかけた活動を行っているのです。

 お食事が終わったら、2日間に渡って送迎車の正月飾りつけを行い、新年を迎える用意を行いました。おかげでくまさん横浜の送迎車はすっかり「正月仕様」になりました。

 今年はコロナ禍でくまさん横浜にとっても大変な一年でした。しかしそんな中でも子どもたちは確実に成長していっています。来たる新年も、子どもたちの成長とご家庭を支えられる事業所でありたいと考えています。保護者の皆様、今年も大変お世話になりありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。皆様どうぞ良いお年をお迎えください。


※くまさん横浜では、児童の写真は保護者の許可を得て掲載しております。
当ページで使用している写真の無断コピー/使用はご遠慮ください。